劇場公開日 2019年9月6日

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「もはやアート。」ブレードランナー ファイナル・カット fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0もはやアート。

2018年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ライアン・ゴズリングの「2049」を観たいために、前作は必ず!との噂を聞いてみました。

冒頭の町の中を車が漂っているシーンに「あ、これフィフスエレメント(1997)みたいだ」と感じだけど、もちろんブレードランナーの方がずっと前。他にも数カ所既視感があったのは、それだけブレードランナーの影響力が大きかったのですね。
設定は2019年、もう来年じゃん!と気付く。

記憶を移植されて、人間と同じように動くレプリカント。
その短い寿命が、儚すぎる。カワイソウダ。
そして反乱を起こすレプリカントを処分するために、ブレードランナー達が奔走する。
普通だと「正義の味方参上!」となるところなのに。
世界中がどこか病んでいて、全編にわたってダーク。なのでブレードランナーがヒーローには見えない気もしたり。

白黒はっきりつけずに進む展開だったりが、どこか「夢の中」に漂っているストーリーに感じました。
オリジナル公開から36年経ってるのに、見ている側の方が置いてけぼりになって。

もしかしたらこれはもう「アート」の域なのかもしれません。
感想は一言で言えない複雑さでした。

ゆき@おうちの中の人