劇場公開日 2019年9月6日

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「不朽の名作」ブレードランナー ファイナル・カット ジンジャー・ベイカーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0不朽の名作

2018年4月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

恥ずかしながらブレードランナーは初鑑賞。オリジナルヴァージョンは鑑賞してないが、もっと早く見とけば良かったなと後悔…
ストーリーはレプリカントという人造人間が暴走しているため、デッカードという主人公の警官がそれを抑えるというもの。
ラストシーンの解釈を除いてストーリーは非常にわかりやすく、そのストーリー構成もかなり良い。私はSF映画はあまり見ない方だが、80sの作品にしては本作はかなり前衛的なコンセプトで壮大な世界観を描いていると思う。しかし、ストーリー構成はいいものの、中身が濃いものではない。全体的なSF映画としての一貫性とスケールに鑑賞者は魅了されるのであろう。
デッカードとレイチェルのキスシーンを見てて、なんかハリソン・フォード怖いなと思ったら、撮影裏話を聞いて納得。リドリー・スコット監督もなかなか撮影に手こずったよう。
音楽やカメラワークがかなり良かった。かなりストーリーにマッチしてて世界観を崩すことはなかった。
唯一、違和感があったのはアクションシーンでかなり安っぽく見えたが、さほど気になる部分でもない。
ラストシーンよりデッカードが…という雰囲気が漂うがまぁそれは別にどちらでも良い。ガフがそこにはいたというメッセージがシンプルにおもしろい。
なんかあのラストを見ると「インセプション」のラストも本作へのオマージュなのかなぁとか色々思い出す。
現代或いは近未来の我々に問いただされるような問題、メッセージを本作は投げかけている。かなり先駆的なSF映画である本作は紛れもなくリドリー・スコットが残した不朽の名作であろう。
ブレードランナー 2049も見てみようと思う。

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ジンジャー・ベイカー