劇場公開日 2008年5月10日

「全てが中途半端な印象。はっきり言って面白くなかったです。」隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0全てが中途半端な印象。はっきり言って面白くなかったです。

2024年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

これって松潤のプロモーションムービーですよね?
そういう意図が最初から最後までつき纏っていて、白けてしまいました。
それでも、シナリオがもう少しまともなら、楽しむこともできたと思うのですが。
全てにおいて中途半端だと感じました。
絶対に見物になるはずの阿部寛の“チャンバラアクション”しかり。(というか、そんなのサッパリないじゃん)
喰いつきはしないんですが(笑)松潤と長澤まさみの“ラブロマンス”しかり。
場を和ませるはずの松潤と宮川大輔の凸凹コンビの“コメディーリリーフ”が空振りの連続だったり。
樋口監督お家芸の特撮しかり。大変失礼な言い草なのですけれど、あの程度じゃ他の監督さんでも撮れますって。
いったい、どこに山場置いて、何をどう見せたかったのかがサッパリわからなかったの。
唯一の収穫は、レビュー書くにあたって、参考に読んだWikipediaのオリジナルのあらすじがめっちゃ面白そうに思えて。そちらを観たくなった喚起が得られたことくらいかなぁ。

あっ、そうそう。物語の〆の「裏切り御免」のドヤ顔台詞に歯が浮いたの。
あれに意味を持たせるなら、それまでの武蔵の行動をもっとチャラい裏切り者のペテン師として描いていた方がよかったと思うの。そうすれば、あの台詞も活きてきたと思うのに。いきなりマジ顔シフトで言われてもなぁ。
しかもエンディングテーマソングまで“アレ”だったでしょ。
不味いディナーの締めに泥水みたいなコーヒー出された気分。
ひでぇ言いざまなレビューになりましたが、観る前の期待値が高かったもので、余計にこの評価になってしまいました。
最近このパターンばかりです。

コメントする
野球十兵衛、