「人間の善悪とは」アメリカン・ギャングスター yururi74さんの映画レビュー(感想・評価)
人間の善悪とは
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映像や音楽がとてもスタイリッシュでスリリング。2時間半という長さを全く感じさせなかった。
悪人であるはずのギャングが一方では家族思いで貧しい人々を救ったりもし、また逆に正義であるはずの警察が汚職をしているという、人間の善悪の曖昧さ・矛盾を描き出して見せていた。クリーンなイメージのデンゼル・ワシントンがスラムの麻薬王役、やんちゃなイメージのラッセル・クロウが正義感の強い刑事役というギャップもまたそれを効果的に見せていたと思う。
フランクが麻薬王となるに至る過去の生い立ちの部分を省略しているのと、彼の兄弟や従兄弟たちの顔の区別がつきにくいのが難点。
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