「シェーン・ブラック監督の作家性は感じるが・・・」キスキス,バンバン(2005) tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
シェーン・ブラック監督の作家性は感じるが・・・
ゲイとニューヨーカーの探偵クライムコメディ映画
『ナイスガイズ!』(2016)からシェーン・ブラック作品に興味があって視聴
日本語吹き替え版は現在オンデマンド配信されていない
クライムコメディ
主人公がしょうもない理由で割と大怪我
バディもの+ヒロイン
パーティー
雑な遺体の扱い
陰謀
セクシーシーン
キメるときはキメるアクション
ナイスガイズ!と同じような要素で構成されるが
こちらはコメディ、セリフのキレがややいまいちかな
ゲイを物笑いの種にするのは作中の時代設定からしても別にいいのだが
大して面白くないのが残念
また、いずれのキャラクターも趣味嗜好、生活感などの描写が不足しているので
キャラクターにあまり奥行きを感じない、やや記号的にすら感じる
敵の魅力が足りない
キスキスバンバンの由来『007』はアクション主体でスパイという職業なのでそうした描写でも構わないが、コメディに落とし込むのであればもう少しキャラクターを作り込むか、ストックキャラクターに適合させると良かったかと思う
飛び抜けて面白いわけではないがシェーン・ブラック作品として
作家性を感じることはできる。
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