「魂がないと思っているなら売ってくれないか?」ドン・カミロ頑張る jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
魂がないと思っているなら売ってくれないか?
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シリーズ2作品目はポー川の問題と共に
ドン・カミロ周辺の人物も掘り下げられている
堤防を作り村を守る為にも一生懸命な
共産党の村長とそのシンパは
土地の収用を計画するが葡萄園を潰されたくない
カニョラと暴力沙汰を起こす
彼等の対立は子供たちにも連鎖する
また昇天しそうな元医師で地域に貢献した
資産家でもあるらしいスピレティの爺の
胸像(墓石?)を用意し寄付金を期待するが
爺はカミロに会い、蘇生する
(寄付金は選挙資金)
蘇生した彼が淡々と
シンパの男の魂を1000リラで買い取るのが
面白いような怖いような
村長とカミロの主導権争いは
使命感もある少ない財源を巡る争いでもあるようだった
災害からの村の救済か、魂の救済か
そこに地主や資本家も参入
双方の魂を揺るがせる
インディアン姿になった元ファシストも登場
仏伊映画だからいいのね
水害に襲われた村でのミサのシーンでは
〈魂の救済〉〈傷心に寄り添う〉という
カミロの使命が理解できました
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