「いつかはオリジナルも読んでみたい」ヴェニスの商人 ♪エルトン シンさんの映画レビュー(感想・評価)
いつかはオリジナルも読んでみたい
「1ポンドの肉を切り取らせるという契約で実際に切り取るときに血は一滴も流してはいけない」というくだりだけ知っていたけれど、こんな話やったんやというのが正直なところ。
中世ヨーロッパの衣装や建物だけでも見所満載だったけれどお金の貸し借りや娘との関係は少しややこしかった。
最後に出てきた法学者が機知に富んでいてすごいなと思った。見事な裁きぶりに打ち上げにも出ずお礼ももらわずに去って行こうとしたけれど結局「指輪をくれ」というのも「エッ」という驚きだった。それも結構固執していた。
最後の最後に解き明かされるけれどなんかひねくりすぎてるような感じがしたがこれがシェイクスピアということで納得しておこう。
シャイロックは改宗させられたけれど理由はどうであれ他のユダヤ人には顔向けできなかったやろなあ。
踏み絵以上にきつかったはず。
無宗教というか万の神というかそんな自分には理解できない罰であった。
それにしても当時からユダヤ人はヒドイ扱いを受けていたというのがわかる。
貪欲な金貸しは別に何人でも良いとは思うのだが・・・・
コメントする