劇場公開日 2005年7月9日

ヒトラー 最期の12日間のレビュー・感想・評価

全64件中、21~40件目を表示

4.0ヒトラーが目指した世界とは

2021年9月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

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こころ

4.0日独で敗戦決定直前を描く2作品で両者の違いが色濃く表れている

2021年9月12日
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閑

3.5異常が健常になっていく瞬間

2021年6月30日
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ドイツが、ナチ党が、ヒトラーが追い詰められていく中で、息が詰まりそうな圧迫感が伝わってくる。
おもちゃのような短銃で話しながらなんでもないことのように自決する。
もっと焦って、もっと取り乱しながら惨めに自決するのだと思っていた。あまりにも淡々と死んでいく様は、もはや異常が健常に、非日常が日常になったのだと思わせられた。
ヒトラーがこうやって死んだの、知らなかった。こういうナチスの裏側を描写した映画は新鮮だった。

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透る

3.5やりきれない…

2021年6月26日
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鑑賞方法:VOD

タイトルからヒトラーの最期の日々をメインに話が進むのかと思ったが、ヒトラー個人というよりも最期のベルリンの街、という感じ。

ヒトラーユーゲントの子供たちや市民軍。
そんな中でも共産主義者やユダヤ人の静粛を続ける軍人。
総統の死を知ってなお忠誠を誓い自死を選ぶ人々。
子供たちにも毒を飲ませ自殺したゲッペルス夫妻。

ヒトラーやゲッペルスの台詞にあったが、指導者たちはそんな人たちは皆、自ら死を選んでいるだけだとしか思っていないのだろう。
とにかくやりきれない。

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カメレオン

4.0重くもあるが、

2021年5月1日
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鑑賞方法:VOD

以前も見たことあったけど、改めて再度見た。

史実のリアルな映画は好きだけど、内容が内容なだけに重かった。
でも、長く感じさせない緊迫した内容で見応えはあった。

この当時の歴史のことは、安易に語れないし感想を言えるものではない。

(2022.11.2再々度見た)

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みけい

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2021年3月12日
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collectible

3.5トランプ騒動のニュースを見ていると、この映画を思い出します。

2020年11月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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よし

4.5もはや伝説的な(非現実的な)題材になってるかもしれないけど

2020年11月21日
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ちょうど日が暮れていく時間に見たからか、余計に入り込んでしまった。
ヒトラーの複雑さを、改めて垣間見た気がする。

何故あんな状況でも、誰もヒトラーを止められなかったのか。
今見れば、狂気の沙汰、子供のワガママにしか見えないような彼の指揮に、何故部下は従ったのか。
人は、権力を前にすると、正しいことをするのがこうも難しくなるのか。

処刑への恐怖。
そして、自分のアイデンティティを失うことへの恐怖。

ヒトラーの夢。
みんながそれに乗っかった。
乗っからせるだけの魅力が、彼にはあった。
そういうことなのかもしれない。

ナチス政権をリアルタイムで知らない私ですら、ヒトラーの影響力や、その生き方には、なぜか興味を抱いてしまう。
実際に彼とともに生きた人たちが、彼に引きずられたのは、仕方のないことなのかもしれない。

見るたびに、違うことを考えさせられるのかもしれない映画。
よく、作りこんだと思う。

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UNEmi

4.0ヒトラーを育み綺麗に死なせる土壌とは?

2020年9月8日
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鑑賞方法:VOD
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Kazu Ann

4.0戦争の狂気

2020年8月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

 ヒットラーの第三帝国の妄想と狂気に巻き込まれたドイツ国民が気の毒になった。もちろん
その狂気の犠牲になったユダヤ人やヨーロッパ諸国の人達も忘れてはいけないけど。
 最後の市街戦で殆ど武器もなく、犠牲になる
国民にヒットラーは「彼らに同情はしない。彼らが私達に委ねたのだ。」と言い放つ。
 命やモラルが軽んじられるのが戦争。
繰り返してはいけない。

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モビ

4.0こうも簡単に人の命が無くなるのか

2020年8月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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シエルたんの夫

4.5戦争は絶対だめ。

2020年5月4日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

ヒトラーに引っ張られた国民。

あの中で何ができるだろう。
とても恐ろしい。

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昔から映画好き

4.5冷静な視座が胸に迫る傑作

2020年2月15日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

『ジョジョ・ラビット』鑑賞後に見たくなったので再鑑。
涙の出ない感動ってあるんだなぁと想いに耽りながら夜道を歩いたあの頃を思い出した(笑)

ヒトラーの秘書・ユンゲの視点を中心にして「最期の12日間」を淡々と描く作品。
この、「淡々」感が物凄く、映画として最低限の演出は織り込みながら、ウェットなドラマ感を徹底的に排していて素敵。 最低限の演出=自転車(笑)
どんなジャンルでも声高にテーマを押し付けられると萎えるものだと思うが、本作にはそれが無い。それだけに、突きつけられた「もの」を真剣に考えてしまうのだ。

ヒトラーだけでなく、政治、軍事の高官や無名の市民たちの「12日間」も描かれており、良質な群像劇、歴史劇と言って良いと思う。
そういう意味では邦題より原題の方がしっくりくるな。
(「崩壊」「滅亡」という意味らしい。)

とにかく、主演のブルーノ・ガンツを素晴らしい演技を筆頭に、「その時」を再現しようとする丁寧な映画つくりは圧巻の一言。
後からロケ地がロシア(敗残のドイツ兵もロシアのエキストラ!)と聞いて、何とも言えぬ気分にはなったがな(笑) (もちろん、映画の素晴らしさに水を差すものではないですよ)

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zerumina

4.0狂気に満ちた演技が光る。

2020年2月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

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ピニョン

3.5色々とパロディーに引用されている作品

2019年10月27日
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鑑賞方法:VOD

映画「帰ってきたヒトラー」にこの作品のシーンがパクられている(パロディ)、またその他かなりのパロディーが創られているということは、それだけこれを観た観客が多いということなのだろう。
ソ連のベルリン侵攻がえげつないなーというのと、すぐ自決に奔るのは日本と似ているとは思った。
ゲッペルス一家は悲惨だが、ゲッペルス自身が破滅を望んでいたのだろうな。

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さすまー

3.0まぁまぁリアル。

2019年6月15日
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鑑賞方法:VOD

知的

ヒトラーの最期を描いたものとして、しばしば言及されることがある作品ですが、まだ未見でした。Amazonプライム・ビデオであったので見てみました。

色々と調べると、“概ね”史実通りなのだそうです。ヒトラーはね、最後、パーキンソン病であったと言う話がありますが、そのことを示すように手が震えていたり、細かいところまで描かれています。また、ヒトラーは、子どもや女性には優しかったと伝わっていますが、この作品でも、そのように描かれています。

って言うか、もう最後の方は、総統地下壕の中は、もはや敗残兵の集まりですね。総統がすぐ近くにいるのに、酒盛りばかりしていて。エヴァ・ブラウンも、そこに参加していたりしていたりしてね。もう、なんだかな。本当に、ああいう感じだったんでしょうかね?

対比するわけじゃ無いですが、って言うか対比ですが、日本軍は、末端の部隊は判りませんが、日本の本土に残った司令部は、あんな感じじゃ無かったですよね?実際の映像が残っているわけでは無いので、本当のところを見る事は出来ませんが、少なくとも映画などで描かれているのは、そうでは無かった。意外な違いを見た気がします。

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勝手な評論家

3.0考えさせられた。。。

2019年4月19日
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ヒトラーは悪人というイメージが強かったが、単に悪いだけの人ではなかったのではないかと思わせる映画であった。いろいろな心の問題と戦っていたんだなと、非常に考えさせられる映画であった。

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ひろ すが

5.0ヒトラー56歳。独裁者の最期

2019年3月14日
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akkie246

5.0アドルフ・ヒトラーはユダヤ人だった!という仮説は大好きなのですが、それを想像させるシーンもあった・・・

2018年12月3日
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鑑賞方法:映画館

 それはエヴァとの質素な結婚式。「汝はアーリア人か?」と訊かれた瞬間のやりとりで、絶妙の間にゾクゾクしてしまった。実際にはその点を突くようなストーリーではありません。今まで観てきた映画、書籍、漫画の知識を総動員して注視したため、ヒトラーの断末魔に似た狂気と、壮絶な自殺、そしてユダヤ人説を思い起してしまったためです。初めてヒトラーが登場する映画を観たのは、小学生のころ。映画のタイトルは忘れてしまったのですが、レジスタンス側から描いた内容だったと記憶しています。それ以降、ヒトラーが登場する映画は色々と観てきましたが、全て連合国側から描いたものだったので、この映画は衝撃的でした。

 とにかく全編ドイツ語であることが新鮮だった(当たり前か)。ユダヤ人大量虐殺や戦争犯罪についても全く触れないことは賛否両論になるのかもしれないけど、秘書ユンゲからの視点で描いたものであり、ばっさりと切り捨てたことは、史実を周知のこととしているためでしょう。降伏という進言を全く受け入れずに毅然とした態度を取る人間ヒトラーを英雄視する人も若干生まれると考えられるけど、「国民を生かすことに意味はない」と断言するシーンもあることから、ナチ賛美や共感を与える目的で作られたのではないハズです。

 医者が手足を切断する映像といい、生々しい自決のシーンといい、反戦を訴える映画には間違いないのですが、一瞬ではあるけど、「まるで被害者のように」と感じてしまった自分を反省いたします。こう感じてしまったら『火垂るの墓』を「まるで戦争被害者!」と言って非難することと変わりないですよね。淡々とした流れで、人間ヒトラーと周囲の将校、官僚が中心となってしまったことには問題あるかもしれないけれど、ラストのユンゲ自身の独白によりモヤモヤした疑問は一掃されました。とにかく、昔は天使だったガンツのヒトラーをはじめ、狂気としか思えないゲッベルス夫人の演技によって、崩壊する帝国と人間性が重くのしかかり、現代社会への警鐘をも感じました。しっかりと目を見開いて為政者の行動を注意しなければ!と、今朝の新聞はテレビ欄しか見ていない者が言うべき台詞ではないな・・・

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kossy

4.0第三帝国の終焉と「おとしまえ」

2018年11月9日
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ヒトラー自殺前後の 組織が崩壊してゆく様子が、緊迫感を持って語られ 興味深い

ドイツ人の真面目で不器用な、そして民族的自負が生み出してしまった「総統」と「組織」の様に思われる

終末に向かって、内部も混乱し 総統が正気を維持してゆくのが、困難になりつつある様子を克明に描いている
ブルーノ・ガンツも 歴史的大罪を犯しながら、周囲の者とドイツ民衆を魅了してしまった、悪魔的人たらしを 不気味に演じている
名演だろう

ゲッベルス夫人は、美人で 子沢山なことからナチのプロパガンダに利用された(夫はDV)
夫妻はともかく、子供達を毒殺してしまったことは プロパガンダの後始末をあっさり済ませてしまう様で、哀しくもある
(後世に残る 夫のおぞましい犯罪が子供にもたらす影響をも、考えてか… )
エヴァ、ゲッべルス夫人、その他 周囲の女達は正気そうで、彼女等が 男達の暴走を止められなかった時代を感じる

総統への盲目的追従で 自殺する軍人は安直で、ともすれば宗教的ですらある
さもなければ自己中心的、このどちらかであろう
後始末をする者、連合軍との交渉にあたる者が ナチスの中にあっても、指揮系統としては まともであることが判る

現在、罪悪感と企業の思惑が絡み、大量の移民を受け入れたドイツ発の混乱が、またヨーロッパに広がるのを見ると、ユンゲの言う「目を見開いて、見る」ことの難しさを思う

エンドロールに映し出される、各々の人生の行く末も 心に残ったが、やはりヒトラーの残酷さと犬死にしたドイツ兵や一般人、そして大量の収容所の人々の悲惨な人生を想わずに 観ることは出来ない

ユダヤ人にも問題は かなり、ある
が、人々の憎悪と悪魔が結びついた時、とてつもない惨劇が起こることを 思う
そして、被害者であることを 政治利用するのも 新たなリスクであると

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jarinkochie