ダンシング・ハバナのレビュー・感想・評価
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ラテンのリズム♪
大好きな映画「ダーティ・ダンシング」の
姉妹編のような作品。
こちらの、ヒロインは
初めからダンスが上手ですが・・
父親の赴任先のキューバに
家族でやって来た
ヒロイン、ケイティが
現地の青年ハビエルと
ダンスを通じて恋に落ちる
ハビエル役のディエゴ・ルナが
キュートで爽やか
家族とアメリカに移住する事が夢
その夢を叶えようと
ダンスコンテストに出場する。
ケイティの自己発見と
家族愛も描かれる。
舞台は50年代
キューバ社会主義革命前の
政治的背景も見られます。
なんと、パトリック・スウェイジも登場し
ここでも、得意のダンスを披露。
カッコいいのでした。
ルンバ~サルサ~♪💗
踊りたくなるかも・・・・(≧▽≦)
オープニング・タイトル・・・「えっ、DIRTY DANCING?」と驚きながらも、ストーリー展開も似ていることに気づき、さらにパトリック・スウェイジの登場で驚愕!
オリジナルの『ダーティ・ダンシング』とは全く設定が異なるが、こちらはダンスシーン、音楽、ストーリにおいて、かなりパワーアップしている。時代もキューバ革命前夜という設定。圧政下においては、自国の音楽を聞くこともできない不自由な暮らしを強いられていて、庶民は欲求不満になるばかり。自由を歌う音楽を聴いただけで逮捕されかねないといった社会情勢。
家族は転勤によってハバナへやってきた。父の会社の社長の息子とのデート中にすったもんだがあって、ホテルのウェイターをしているハビエル(ディエゴ・ルナ)とのダンスに夢中になる18歳のケイティ(ロモーラ・ガナイ)。彼が自由のない国からアメリカへ渡るための資金として、出場して賞金をゲットしてやろう!という単純な目的でダンス大会にエントリーします。と、書くと全く味気ない青春ダンス映画だろうと感じるのですが、予定調和という言葉を許さないほどの展開へと進むのです。
こうしたダンス大会や音楽のコンクールの映画となると、必ず「予定調和」という言葉で酷評する方がいらっしゃいます。優勝すれば当然言われることだし、2位でも言われる。最近では出場できないピンチに立たされることも「ワンパターン」とされるし、ちょっとミスしても「マンネリ化した脚本」だとこき下ろされ、この手の映画は一体どうすれば新鮮に映るのだろうかと考えさせられる問題もあります。スカートを踏んで脱がしてしまわないと面白さが感じられなくなっている人が増えてきているのでしょうか・・・そんな中でこのダンス大会の結末は驚きの連続。銃声、民衆の歓喜の声、「カストロだかスカトロだか知らないけど、自由になったんだ~♪」と、その音と映像がそのままキューバン・ミュージックであるかのように心躍る展開へと進みます。
しかし、音楽の自由、心の自由を勝ち取ったことと裏腹に、恋の行方は・・・。とにかく、オリジナルの『ダーティ・ダンシング』とはパトリック・スウェイジというスペシャル・ゲストでしっかり繋がって、豪華なラテン・ミュージシャンで盛り上げてくれる最高のダンス映画となりました。
【2005年11月映画館にて】
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