ダンシング・ハバナ

劇場公開日:

解説

夏のキューバにやってきたアメリカ人の娘と、ダンスの達人であるキューバ人の青年の恋を描いたラヴ・ストーリー。1987年作品「ダーティ・ダンシング」の続編。監督は「17 セブンティーン」のガイ・ファーランド。製作は「キル・ビル」シリーズのローレンス・ベンダー。脚本は「アップタウン・ガールズ」のボアズ・イェーキン。撮影は「キューティ・ブロンド」のアンソニー・B・リッチモンド。音楽は「サンキュー、ボーイズ」のヘイター・ペレイラ。音楽監修は「アレキサンダー」のバッド・カー。衣裳は「シュレック」シリーズのアイシス・マッセンデン。振付は「Shall we Dance?」のジョアン・ジャンセン。出演は「ターミナル」のディエゴ・ルナ、本作が日本初登場となるロモーラ・ガライ、「デイ・アフター・トゥモロー」のセラ・ウォード、「モナリザ・スマイル」のジョン・スラッタリー、「インソムニア」のジョナサン・ジャクソン、「サンキュー、ボーイズ」のミカ・ブーレム、「ダーティ・ダンシング」「ドニー・ダーコ」のパトリック・スウェイジほか。

2004年製作/86分/アメリカ
原題:Dirty Dancing2: Havana Nights
配給:ギャガ
劇場公開日:2005年7月9日

ストーリー

1958年。18歳のケイティ(ロモーラ・ガライ)は、父の転勤に伴って家族と共にキューバのハバナへやってきた。だが優等生のケイティは、社交的な妹のスージー(ミカ・ブーレム)と違い、ゴージャスなリゾート・ライフを送るアメリカ人グループにはなじめなかった。そんなある日、ケイティは街角で、キューバ音楽に合わせ地元の人々が踊る光景に目を奪われてしまう。ダンサーの中には、彼女が滞在するホテルでウェイターをするハヴィエル(ディエゴ・ルナ)もいた。彼はケイティを地元のナイトクラブに誘うが、彼女には父の上司の息子ジェームズ(ジョナサン・ジャクソン)とカントリー・クラブのパーティーに出かける約束があった。だがその夜、結局ジェームズを連れてクラブに行ったケイティは、ハヴィエルに誘われるままフロアで踊る。だがハヴィエルは、客であるケイティと親しく付き合ったことでウェイターをクビになってしまった。ハヴィエルの夢が家族と共にアメリカへ移住することだと知ったケイティは、優勝賞金5千ドルのダンス・コンテスト出場の話を彼に持ち掛ける。パートナーとして、猛特訓を開始する2人。彼らの絆はやがて恋に変わっていく。そして大会の予選。見事な踊りを見せたハヴィエルとケイティは、決勝の3組に残る。だが決勝戦の最中、政治活動家であるハヴィエルの兄カルロス(レネ・ラヴァン)が騒ぎを起こし、大会は中断。ちょうどその時、カストロ革命軍が勝利を収め、キューバ革命が成立した。そのことでアメリカに行く理由がなくなったハヴィエルは、ケイティに別れを告げ、皆で最後の夜のダンスを楽しむのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0ラテンのリズム♪

2022年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

大好きな映画「ダーティ・ダンシング」の
姉妹編のような作品。

こちらの、ヒロインは
初めからダンスが上手ですが・・

父親の赴任先のキューバに
家族でやって来た
ヒロイン、ケイティが
現地の青年ハビエルと
ダンスを通じて恋に落ちる

ハビエル役のディエゴ・ルナが
キュートで爽やか
家族とアメリカに移住する事が夢
その夢を叶えようと
ダンスコンテストに出場する。
ケイティの自己発見と
家族愛も描かれる。

舞台は50年代
キューバ社会主義革命前の
政治的背景も見られます。

なんと、パトリック・スウェイジも登場し
ここでも、得意のダンスを披露。
カッコいいのでした。
ルンバ~サルサ~♪💗
踊りたくなるかも・・・・(≧▽≦)

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LaLa

5.0オープニング・タイトル・・・「えっ、DIRTY DANCING?」と驚きながらも、ストーリー展開も似ていることに気づき、さらにパトリック・スウェイジの登場で驚愕!

2020年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 オリジナルの『ダーティ・ダンシング』とは全く設定が異なるが、こちらはダンスシーン、音楽、ストーリにおいて、かなりパワーアップしている。時代もキューバ革命前夜という設定。圧政下においては、自国の音楽を聞くこともできない不自由な暮らしを強いられていて、庶民は欲求不満になるばかり。自由を歌う音楽を聴いただけで逮捕されかねないといった社会情勢。

 家族は転勤によってハバナへやってきた。父の会社の社長の息子とのデート中にすったもんだがあって、ホテルのウェイターをしているハビエル(ディエゴ・ルナ)とのダンスに夢中になる18歳のケイティ(ロモーラ・ガナイ)。彼が自由のない国からアメリカへ渡るための資金として、出場して賞金をゲットしてやろう!という単純な目的でダンス大会にエントリーします。と、書くと全く味気ない青春ダンス映画だろうと感じるのですが、予定調和という言葉を許さないほどの展開へと進むのです。

 こうしたダンス大会や音楽のコンクールの映画となると、必ず「予定調和」という言葉で酷評する方がいらっしゃいます。優勝すれば当然言われることだし、2位でも言われる。最近では出場できないピンチに立たされることも「ワンパターン」とされるし、ちょっとミスしても「マンネリ化した脚本」だとこき下ろされ、この手の映画は一体どうすれば新鮮に映るのだろうかと考えさせられる問題もあります。スカートを踏んで脱がしてしまわないと面白さが感じられなくなっている人が増えてきているのでしょうか・・・そんな中でこのダンス大会の結末は驚きの連続。銃声、民衆の歓喜の声、「カストロだかスカトロだか知らないけど、自由になったんだ~♪」と、その音と映像がそのままキューバン・ミュージックであるかのように心躍る展開へと進みます。

 しかし、音楽の自由、心の自由を勝ち取ったことと裏腹に、恋の行方は・・・。とにかく、オリジナルの『ダーティ・ダンシング』とはパトリック・スウェイジというスペシャル・ゲストでしっかり繋がって、豪華なラテン・ミュージシャンで盛り上げてくれる最高のダンス映画となりました。

【2005年11月映画館にて】

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kossy

3.5ラテン好きに

2015年10月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

ベタな恋愛ものですが、キューバの雰囲気とラテン音楽、それだけで上がります。

しばらく旅をしていない方に。

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ミカ
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