劇場公開日 2005年6月4日

「女性の皆様、男も大変なんです…。」最後の恋のはじめ方 mori2さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0女性の皆様、男も大変なんです…。

2008年11月14日

笑える

楽しい

幸せ

これまで“正義の味方”のイメージが強かったウィル・スミス。今回は、いままでと少し違うものを救っています。それはモテナイ君!でも、カッコよく決めているウィル・スミスも、実は“恋する男”だったのでした…。

 『もてる為のノウハウを伝授』ってのが、実は『こうしたから、俺はもてなかった。だからこれはやっちゃいけない』という“反面教師”的なことが原点だった…ていうのが、面白かったですね。ヒッチは、クールにカッコよく決めているように見えるんですが、その実、彼こそが本当の意味で恋愛に奥手…恋することに正面から向き合えていない…という設定が、男(ええ、特にモテナイ…吾輩もですわ)にとって非常に共感を伴って観ることができました。特にヒッチがサラの誤解を解こうと、お見合いパーティーの席上で、男の心情を熱っぽく赤裸々に語るシーンでは、思わず座席から身を乗り出し、いつの間にか拳を握りしめ『そうだ、そのとおりだ。ガンバレ!ヒッチ!!』と心の中で叫んじゃってました。そう、男ってのは女性以上に恋愛に不器用な生き物なんですよ!!

 ただこの映画、吾輩的にはヒロインのエヴァ・メンデスに、さほど魅力を感じられなかったことが、マイナスだったかと思います。何かね~、そんなにキュートに思えなかったんですよね。ドッチかって言うと、ゴツクて男っぽくなかったですか?日本でいうなら江角マキコに、イメージがダブって見えたのですが…こんなの吾輩だけでしょうか?

 でも、ストーリーがとってもキュートでしたので、デートムービーとしてとってもおすすめしちゃいます。観終わって、スッゴくハッピ~になれますよ!

mori2