ダニー・ザ・ドッグのレビュー・感想・評価
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格闘シーンはかっこいいけど内容はまぁまぁ
格闘シーンはとてもかっよかったです!
内容は本当に殺人マシーンになった主人公が人間らしくなっていくだけです(^^;
殺人マシーンになる過程やなんで記憶がないのかなど少し物足りなかったような気がします。
ヒロインがおばさんぽい
ジェットリーが知恵遅れみたいな役で、ヒロインも18歳なのに笑うと顔がシワシワになるのでびっくりした。地下格闘技のような場面があるのにルールもへったくれもなくて、競技としてのスリルもなかった。そして何より始めからジェットリーがカンフーの達人で、どうして彼がそんなに強いのか特にそんなのどうでもいいようであった。
プロデューサーのリュック・ベッソンの軽い思いつきが反映されているのだろう。彼の悪い面がよく出た作品だと思う。
抜け目なし
ジェット・リーのアクションは言うまでもなく完璧。
また私の中で彼はアクションだけのイメージがあったが、この作品ではそれ以上に演技力も確かなものだと知り驚かされた。
ストーリーも悪くなく、まさに文句の付けどころがない。
ゴールテープの切り方よ…(悦)
最初はジェット・リー兄貴の超絶カンフーを堪能するだけのアクション映画だと思ったんです。
期待通りしょっぱなからトばしてくるリー兄貴(主に敵を)。
しかしフリーマン師匠が登場してからはヒューマンドラマに早変わり。
自閉症(的な感じ)の青年ダニーと、盲目のピアニストとの心温まる交流が描かれていきます。
この「ジャンルにとらわれない」感じ、大好きです。
で、なんやかんやあって後半は怒涛のアクションの連続。
さすが指導ユエン・ウーピン。キレがハンパないです。
ここまでは、アクション面白かったなぁーって言うぐらいの感想だったんです。
でも最後の最後、終わる直前にやってくれましたよ…
ダニーが一粒の涙を流したんです。
だから何だよアホと思われる方もいるでしょうが、ここで涙を流すのと流さないのとでは意味が全然違います。
あえてあらすじは省きましたが、ダニーはただ主人の言うことを聞いて人を痛めつけるだけの「無感情」な犬だったわけです。
なのでこのラストは、無感情だった「犬」が、すべての感情を表すことのできる本当の「人間」に生まれ変わった、という表現なんじゃないでしょうか。自分の考えすぎですかね…。
もしそうだったら、この「テーマとして筋の通った演出」は素晴らしいんじゃないでしょうか。セリフで説明することはあっても、演出でそれを伝える、もしくは観客にそう捉えさせるような映画って、ありそうでなかなかないと思います。
やっぱり映画の始まり方と終わり方って重要だなって改めて感じました。
ちょっとテンポ良すぎるようなとこもあるので、もう少しゆっくりでもよかったと思います。
特にあの二丁拳銃野郎はボッコボコにしてほしかったなぁー…
それで10分伸びても全然問題ないです。(笑)
カンフー映画だと思わず、一度は観とくべき映画だと思います
でもなんであんまり人気ないんだろ…超がつくぐらいの名作だと思うんだけどなぁー…
リュック・ベンソンが描くヒューマンドラマ
リュック・ベンソンが魅せるヒューマンドラマ(アクションもおなじみ)。題名からあまりきたしていなかったのですが流石ハリウッド作品。意外と心に残る映画でした。脚本や演出が良かった。単なるアクション映画かと思ったが音楽によって心を開いてゆき、過去(自分)を取り戻す。その自閉症的な青年役をジェット・リーがうまく演じています。子の監督作品の特徴である暴力的なアクションと緊張感は残っておりモーガン・フリーマンの名演技もあって良い作品になっています。観る価値ありですぞ。
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