「1から段々尻つぼみ」ブレイド3 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
1から段々尻つぼみ
人間とヴァンパイヤの混血として生まれ、デイ・ウォーカーとなったブレイドが活躍する、ダーク・アクション・ヒーロー。本シリーズは、ヴァンパイヤ退治のドラキュラ・ムービーというよりは、1、2、3と進むにつれて、『バイオハザード』の様な、ゾンビ・モンスター・ムービーの色合いが濃くなって来た。
また、ブレイドの位置づけも、これまでは孤高のハンターとして、誰も信用しないで自分の意志のままら闘ってきたブレイドが、仲間を得て戦うのも、『ブレイド』らしさが、少し尻つぼみとなってきた傾向はある。
本作は、ヴァンパイヤの罠によって、ヴァンパイヤの仲間となった人を殺してしまったブレイドが、殺人犯としてFBIに囚われてしまう所から始まる。それを人間のヴァンパイヤ・ハンターである、ウィスラーの娘のアビゲイルと、自らもヴァンパイヤにされてしまったが、何とか抜け出したハンニバルによって救出される。
そんな折に、ヴァンパイヤの始祖と言われ、強力な力を宿したドレイクが、永い眠りから覚めて、ブレイド達の前に立ちはだかってくる。ドレイクは、醜いラスボスの怪物となって、ブレイドとの激しい対決を繰り広げていく。
ブレイド役のウェズリー・スナイプスは、これまで同様の武道を交えた、切れのある激しいアクションと剣術をみせている。アクション・シーンにおいても『1』の頃に比べて、格段と洗練されたCG映像となっている。
また、アビゲイルを務めるのが、アクション作品には定評があるジェシカ・ビールが演じ、ハンニバルには、『デッドプール』や『ライフ』でも主役を務めた、ライアン・レイノルズが演じている。
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