バタフライ・エフェクトのレビュー・感想・評価
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あの日、あの時、こうしていれば・・・
20年近く前の映画ですが、やっぱり面白いですね。先の分からない初見の時のような、どうなる?どうなる?っていうワクワク感はありませんが、しっかり魅入っちゃいました。
幼い頃から、記憶の一部が消失してしまう現象に苛まれていた青年が、ふとした事から自分の能力に気付く。日記を読み返すことによって、記憶を追体験する、と言うよりも、意識を飛ばして、人生を書き換えることが出来るのだった。
誰かを助けるために何度も行動を変えるのだが、思う様にいかず新たな不幸を招いてしまう。
あの時にこうしていれば・・・っていう後悔はよくある事で、それを実現させる映画ではあるのだが、なかなか望む未来は訪れないっていう展開。
記憶を失くした部分ってのが、実は未来の自分が入り込んていた時間ってことで、うまくできていた話だった。
【ネタバレ】
自分の記憶では、胎児に戻るシーンがあったと思ったんだけど、どうやら特典等にあった別エンディングのようで、本編には登場しなかった。
ラストのすれ違うシーンは、なかなか切ないですね。振り向け、振り向けって思っている間にエンドロールが始まっちゃいました。
一つ気になることがあります。
人生を何度も繰り返すことによって、脳に負担を受けて、死期が迫っている件があったと思うんだけど、ラストは、更に8年が過ぎていた・・・
最初の部分をやり直したということで、その後、記憶は失くさなかったのかな?
余談ですが、3までシリーズ化してたんですね、ビックリです。2は、見た覚えがあるのですが・・・全く記憶にありません。バタフライ・エフェクト?
混乱する
もう何がなんだかわからなくなる。
どれが妄想?でどれが現実なのか。
最後の最後まで。
面白いと思ったけど…難解過ぎた。
過去を変える能力を身につけたの?
お父さんのような?
ちょっとご都合主義的だな、と。
サブスクで観られないので、レンタル。
素晴らしい脚本
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主人公は子供の頃、時々記憶が飛ぶことがあった。
そして医師の指導で日記をつけるようにしていた。
大人になって病気は治るが、1つの能力が身につく。
日記を読むことで、失われた記憶の場面に移動できるようになった。
そこで起こったことは事実となり、未来(=現在)が変わる。
元の世界・主人公は大学の優等生。
→幼馴染で愛していた女性に会いに行くが彼女は荒んでいた
→父親が変態で性的いやがらせを受けていたことが原因
→主人公はこの時代へ戻り、父親を一括
元の世界では彼女と結婚を目前に控える状態になっていた。
→が、彼女の兄が荒んでおり、邪魔しようと命を狙われた
→彼が荒んだ原因は幼少の頃に犬を焼き殺したことの影響が大きい
→それを止められなかった一因は一緒にいた友達のデブが刃物を持ってなかったこと
→主人公はこの時代へ戻り、刃物をデブに渡す
→が、デブは迷わず彼女の兄を刺し殺してしまった・・・w
元の世界では、デブが気が狂っている
→そもそもの一連の悲劇は、主人公・彼女・兄・デブの4人の悪戯に起因する。
(ある家の郵便箱を爆破して運悪く幼児が死んだ)
→主人公はこの時代へ戻り、幼児を助けるが自らが爆風に飲まれる
元の世界では、自分が両手を失い、車椅子生活となっていた。
(しかもデブが彼女と付き合ってた。彼女の兄はいい奴になってた)
→母によると、父が「記憶を操る術を身につけた」と言っていたらしい。
→主人公は過去へ戻り、父に会いに行く。
→諸事情あり、父は発狂し、取り押さえられる際に死亡
元の世界では、主人公は精神病患者となっていた。
→何を言っても取り合ってもらえない・・悲惨。
結局過去を変えてもベストの未来なんて得られないと悟った主人公は、最後のトリップ。
幼少で彼女に出会った時代に戻り、「今後おれに近づくな!」と警告。
戻った元の世界では彼女の姿はなかった。
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面白い映画でした。
結局自分も彼女も助かるには最後の方法しかなかったということ。
運命は好きなように変えられない。ファイナルデスティネーション的。
単なる精神病患者ということになって終わるのかと思った。
そのオチでも十分楽しい映画だが、最後の逆転があった。
日記がなくてもトリップできるのは、多少強引な気もするが(場)
マルチバースとかタイムループものの原点?
まず配信なんでないのよ!わざわざ中古のDVDをネットで買うっていう。平成かよ、と思ってしまいました。
「ザ•フラッシュ」とか「アクロス•ザ•スパイダーバース」などマルチバース全盛期において、ちらっと名前だけ聞いたことあったこの作品をやっと見ました。
「オールユー•ニード•イズ•キル」みたいな感じかな?と思ってたけどちょっと違いました。残り30分くらいまで何のこっちゃ分からないストーリー展開でした(笑)
作品の全体像が見えたところで、「なるほどー!」みたいな。この手の作品は、作り手によっていくらでも改変できて面白いなと思いました。なにせ視聴者が自分なりの新しいストーリーを想像できる。
マルチバースの原点かな?と思ったけど、もっと古くはやはり「バック•トゥー•ザ•フューチャー」という金字塔があったことを思い出しました。
でもそれぞれでマルチバースの概念や決められた設定ながあって面白いです。
2020年代はまさにマルチバース全盛期ですが、昔から題材はそこかしこにあったのですね。A24が「エブエブ」を出して一つの解答を出した気もしますが、何でもあり設定がいろいろ便利だからあと5~10年は擦られそう。
それらを経験した先に、我々はどんな新しい概念を生み出すのだろうか?
と、ふと俯瞰的な視点でこの映画を見ながら考えました。
なんで配信にないの?
中学の頃(約10年前!)から見たかったが、配信にないからなかなか見れなかった映画。
ゲオの宅配レンタルで借りてやっと見れた。
期待上がりすぎてたけど普通に面白かった。
万人受けの映画だと思ってたから、残酷なシーンが多いことに驚いた。特に犬、、。
特典映像の異なるエンディング集面白かった。
・ストーカー編
お互いすれ違いで振り返るところまでは一緒。
エヴァンがケイリーに静かについて行って終わる。
これにならなくて良かった、、w
・ハッピーエンド編
お互い振り返って目が合う。
エヴァンがケイリーに話しかけて、コーヒでもどう?と誘って終わる。
これはこれで感動!
監督曰く、これで再会したらこのストーリー全部を台無しにしてしまうから無しにしたらしい。
体を拘束して風呂で溺死しようとする。
主人公は幼い頃からブラックアウト(ストレスなどで記憶が飛ぶ)症状がある。
記憶障害の症状の緩和として医師に、日常的に日記をつけることを推奨される、そんで色々ブラックアウト起こすところを見して色々あり、大学生になってからSFは始まる。
なんと日記を読むと記憶が飛んだところの過去の自分に現在の自分の意識を投影して、過去改変ができるのだ!!このシステムでSFが始まります。
僕が一番おもしろいと思ったシーンは、後半にあるシーンで、
過去改変の一つで、悪ガキと一緒にいたずらのつもりで自分達が仕掛けたダイナマイトに子どもと母親が近づいてきてまずいと思い離れるよう言い助けようとする。
現在に戻ってくると両手の一部がなくなってて、しかも歩けない体になってたんだよね、そんで前回の過去改変で彼女だった子が別の男とくっついて幸せそうにしてたり、前半ずううううっと悪い奴だった悪ガキは子どもと母親を助けたことがきっかけで聖人になる。
主人公としては自分は不自由になってんのに周りは幸せそうにしてて、自分だけ不幸になることでみんなの幸せを守るべきか考えたのかわかんないけど
体を拘束して風呂で自○しようとする。
それで水が溜まって鼻にかかりそうなところでだった友人が助けに来て、
「トースターいれろよ」というセリフを言う。
え?え?自○を助長する発言をした?普通は死ぬなよとかそういうセリフをいうのにも関わらず、彼はトースターを風呂にいれることによる感電死をすすめる。偽善の言葉じゃなくてちゃんと自○しようとする本人の思いを尊重していて、ちゃんとツラさをわかってる人の発言で、死ぬなよとかのありきたりじゃなくてすごくエモーショナルだった。
「トースターいれろよ」の後「使わないよトースターはトミー(ルームメイト)が使う」みたいな発言をするんだけど、その返しに驚いた顔で主人公を見つめる、おまえ、そこまでまいってたのか...みたいな顔でそこもすごくエモーショナルだった。
最高の映画、タイムリープ系でもあり名作ラブストーリー
タイムリープ系に興味があって手に取ったが、ラブストーリーとしても名作だと感じた。
誰かを幸せにしようとすると誰かが不幸せになる。持ち点を増やすことはできず、どこに分配するのかを決める必要があるという人生の真理を感じた。
ラストのシーンは多少賛否があるらしいが個人的には良いと思う。
2、3が出ているらしいが評判が悪いため怖くて見れない。
人生とは上手くいかないもの
特別な能力や魔法が使えたとしても、人生とは思い通りにならない主人公の苦悩を画いた作品。
悩みに悩んだ主人公の最後の結論がとても切ない。
エンディングで主人公がヒロインすれ違うシーンで心の中で「人違いか…」とでも思ったのでしょうか。
どこかで観たことのある展開?
終始、引き込まれながらも、どこかで観たことがあるような展開だと感じながら観ていた。
そうだ、「素敵な選TAXI」とかだ。
でも考えさせられたのは、最もよいと思った最後の選択肢が主人公にとっては、なんというか切ないというか、悲しいというか、でもこれしかないよな、これでよかったんだ。というものだったのだことでした。
観る価値はあると思います。
配信サービスではなぜかこの「バタフライエフェクト」がなく、TSUTAYAにいったらありました、さすが。実店舗の老舗の価値はこういうところにあるとも思いました。
傑作
一瞬で終わったような感じがしました。
物語は過去に戻って現実をより良くする、
選択を変えて全員にとって良い未来を作るという
タイムリープ系のSF映画です。
さて話を戻すと、
結局エヴァンが自分の幸せを諦め、
皆を無事にする選択をとるのですが、
もっと上手くできないかなと思いました。
切ない…
あれだけ奮闘して、
結局ケイリーとは結ばれないどころか、
関わり自体無かったことにするとは…
途中まで見る限り予想できないエンドで驚きました。
個人的にはパラレルワールドではないかという
想いも抱きました。
決して幸せな終わりではありませんが、
主人公の覚悟と決意が表れるラストは
圧倒的です。良作でした。
別エンドのストーカー編は笑いました。
解説付きの方は必見です。
厳密に言うとタイトルの使い方が間違っている❗
まず感想はタイトルが🎦バタフライエフェクトだとかなり誤解が生じる・・作品としてはとてもしっかり出来ていて特にエンディングの監督たちの考察は素晴らしい。あのエンディングにするときにいくつかのシークエンス撮ってたのだろうが、編集作業の時の二人の状況はきっと🎦映画大好きポポンさんの編集シーンみたいだったろうと思ってしまった。
作品の内容は量子論的時間リープなのか心理学的リープなのかで分かれるがこの内容だとむしろ『テセウスの船』とつけた方が正解。それとエンディングで切り捨てられた方は新海監督が🎦君の名は。で使ってくれてるみたいです。
納得してしまう映画
「あの時、こうしていれば」というよくある設定の映画なのだが、過去の選択はそれぞれが複雑に絡み合っているから、「100点満点にはならない」ということを教えてくれる映画。人生とはそういうものだな、と妙に納得しました。子供の頃のイタズラや体験が過激すぎるのが、没入感をややそいでしまい少し残念。
見たことあった😅
所々記憶にあるシーンが出てきて、ああ、見たことある事を思い出した。
結構面白いのにほとんど記憶にないや。
タイムスリップ物としては目新しいものはないし、
過去に戻れば戻るほど悪い事態になるというのもよくある。
しかし、所々で主人公に記憶がないというシーンがあって
その謎があとから回収されるのは良かった。
また、関わるほど悪化する世界を終わらせるために
最も愛する彼女を諦めることで全てをか解決させることも
納得。
今あるタイムスリップ物の原型になってるのかな?
やけに評価高いけど。
誰かを救う為、過去へ行ったり来たり
ホラーみたいで観ていて身体に力が入ってしまうから前半疲れ気味。後半は段々慣れて来て、今度はどうなるの?って気持ちに。一つの決断、判断、行動によってこんなにも人生が自分も他人も変わって行くのかと驚く。最後は現実なのか想像や夢の世界なのかも分からなくなって頭が混乱した。
別エンディングも見て!
レンタルして見ましたが、
別エンディングがあり、
ストーカー編とハッピーエンド編がありました。
本編での切ないエンディングとは違い
ハッピーエンドで終わり、
ここから始まるのかなと思うと涙がほろり。
人生とは選択すること
あの時ああしていたら人生かわっていたかも、、
誰もが思った事のある事
それを出来るエヴァンだけど
変えても変えても誰かが不幸である現在しかうまれない
最後に選んだのは
彼女に嫌われること
それで皆が幸せな現在がうまれた
切ないけれど
最後にすれ違うことで
過去を変えるのではなく
ここからまた自分の手で未来を作っていけるという
希望がうまれる
凄い作品です。
まったく違った解釈をしていました😆
これは全くの想像の世界で、頭の中だけで起こっていたことだと。実際にそうではあるのだけど、デジャブとは繰り返す輪廻の中で前世で起こった、もしくは出会った 人がもたらす偶然みたいなことを表しているのかなと思ってました。なので、ラストシーンは運命的な出会いをお互いに第六感で感じ、ハッピーエンドで終わってほしかったです。とりあえず、もう1回観なければだめですね。
作家性の強い実験的ホラー
タイムスリップが不可逆的で非線形問題であるとしてカオス理論を引かっけるひねりは単純お気楽なタイムスリップもののSFが多い中ユニークな視点で面白いが出来た映画が精神病者の妄想にしか見えないのは残念、暗くおぞましい病的なシーンをズタズタに切って繋ぐことで観客を混乱させることがカオス的とでもいうのだろうか。この手の趣向に子供を巻き込む不道徳性にも反感を禁じ得ない。デス・ノートにも通じる作家性の強い実験的ホラーだからその手のマニアには受けるのだろうが高尚な科学を装った病的趣味に思えて観るに堪えなかった。
全53件中、1~20件目を表示