炎のメモリアルのレビュー・感想・評価
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【”消防士魂”今作は、人命を救うために、炎に飛び込んでいく消防士たちの尊崇な姿を彼らの家族の姿と共に敬意を込めて描いた作品である。随所で、涙を堪えるのが難しい作品でもある。】
ー 今作は、一人の新米小防止ジャック・モリソン(ホアキン・フェニックス)が、上司のマイク・ケネディ(ジョン・トラボルタ)や頼もしくも、お茶目な同僚、先輩たちに鍛えられ一人前の消防士になって行く姿を描いている。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作では、ジャックが一人前になる過程で、一人の女性リンダと出会い、恋に落ち二人の幼い子を授かる姿も描かれる。
・一方では、消火活動中に命を失う親友デニスや、顔に大火傷を負い皮膚移植をするトミーの姿も描かれる。
ジャックは家庭を持った後、危険と隣り合わせの消防士の仕事に誇りを持ちつつも煩悶する姿も、しっかりと描かれる。
・今作は、冒頭ジャックが一人の男性を助けた後に、ビルの爆破により閉じ込まれるシーンと並行して、彼が思い出す上記の若き時からの数々の想い出が描かれる構成で、消防士の苛烈な仕事が描かれるのである。
■過去の、同僚の悲劇を観て来たジャックは、閉じ込められたビルの中で、これ以上仲間を救出作業をさせるのは危険と判断し、隊長のマイクに無線で”引き上げてくれ。”と告げるのである。
そのメッセージを苦渋の表情で聞き、全ての班に引き上げ指示を出すマイクの姿。
<ラストは切ない。ジャックの家の前に停まった赤い車。それを見てリンダは全てを察し泣き崩れるのである。
だが、リンダは大勢の消防士が規律正しく揃うジャックの葬儀では子供達と共に涙を見せずに、気丈に振る舞うのである。
消防士の仕事の危険さは、ワールド・トレード・センターで残された人たちを助けるために犠牲になった多くの消防士に象徴されるが、今作はそのような人命救助に命を懸ける消防士たちの尊崇な姿を、敬意を持って描いた作品なのである。>
炎のメモリアル
消防士の話で主人公のジャックが仲間の死などを経験して成長していき、最後は火事場で死んでしまう。ラストシーンの主人公が初めて人を助けた場面が出たとき泣きそうになった。
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