コーラスのレビュー・感想・評価
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天使の顔に天使の歌声…♪
冒頭から、気付けば流れている天使の歌声に癒されます。特にモランジュ役のジャン=バティスト・モニエのボーイソプラノは圧巻で何時間でも聴いていられます。まさに天使!!
ただ、譜面台の子やぺピノにも歌わせて欲しかったし、問題児モンダンにも救いがあれば更に良かったかなぁ…と思いました。
そして何より、マチュー先生、生徒の母親に恋心を抱いてはいけません!
エンドロールはあと10倍長くても誰も席を立たないのでは…と思えるほど素敵な歌声に魅了されます♪
サン・マルク少年少女合唱団に拍手👏
良い映画でした
子供たちの歌声に惚れ惚れした。フランスの戦後問題児ばかりが集められ...
“譜面台”と呼ばれた生徒・・・友達は歌っているのに自分はずっと譜面持ち。その後の彼の人生がどんな風だったのか無性に知りたくなった。
世界的指揮者モランジュ(ジャック・ペラン)とペピノが50年ぶりの再会を果たし、マチュー先生(ジェラール・ジュニョ)の日記を基にゆったりと過去の寄宿舎生活が語られる。最初は体当たり教師による熱血学園もの映画のように始まるエピソードではあったが、次第に教育を中心とした映画ではないことがわかってくる。奇跡の歌声を持つ少年モランジュ(ジャン=バティスト・モイエ)の魅力を中心に、彼らの少年時代を通して観る者にノスタルジーを感じさせてくれる映画なのです。どちらかと言えば、バラティエ監督の私小説風映画ではあるけど、観る者それぞれの中にある純粋な気持ちを思い起こさせてくれるのではないでしょうか・・・
俳優や子役も素晴らしく、製作・出演のジャック・ペランの息子も重要な役割であるペピノの少年時代を演じていますが、表情が豊かでとてもよかったです。もちろんジェラール・ジュニョの演技は最高で、体罰を与えない方針で熱心な教師を演じていますが、問題児の転校生モンダンを救えなかったことや個人的な理由でモランジュに歌わせないといった人間臭さも上手く表現しています。
音楽映画という点では『スクール・オブ・ロック』、体当たり教師モノという点では『金八先生』、フランス寄宿舎映画という観点では『さよなら子供たち('87.ルイ・マル監督.この映画の校長先生も出ている)』が思い浮かびました。もう好きなジャンルだらけなので、当然評価は甘くなってしまいます。
ボーイ・ソプラノは、いずれ声変わりするため時期の短いもの。少年時代が一生に一度の大切な思い出であると同時に、この映画『コーラス』も大切に記憶に留めておきたいものである。
〈2005年4月映画館にて〉
音楽で一つになる!
素晴らしい作品
タイトルなし
少年の顔
先生と生徒の視点で描かれる感動
元気の出ないときに観てみて
感動の歌声!
モニエくんのの歌声を聴くだけも涙が溢れそうになり、感動にうち震えます。
2004年3月にフランス国内で公開されると同時に、その普遍的なテーマ性とひたむきな子供たちの姿に圧倒的な支持が集まり、瞬く間に「アメリ」の記録を抜きフランス映画史上空前のヒットを記録。公開15週で750万人を動員、フランス人の7人に一人が観たというほど多くの人に愛され、感動を巻き起こした作品としてヨーロッパ中で異例の一大現象を巻き起こした映画「コーラス」がいよいよ今週いっぱいとなりました。
写真
作品は、1949年フランスの片田舎の澄み切った木立の奥に「池の底」という貧しい親元を離れて寄宿学校で暮らす子供たちの学校があったのです。そこに寄宿している子供たちは、親に会うことすら隔離された、名うての悪ガキたちでした。
そんな学校にある日、フランスの国民的俳優ジェラール・ジュニョ演じる、落ちぶれた音楽家のマチューが音楽教師としてここに赴任してきます。この学校の悪ガキぶりは、担任教師すら悪戯で大けがを負わせる酷さであったのです。そのため怪我を負った担任の代用教員としてマチューは赴任したのでした。
こんな書き出しだと、なんだか「金八先生」を連想する人もいるかもしれません。
しかし、いたずらや反抗することでしか、親のない寂しさや、両親にあえない寂しさを紛らわすすべを知らない子供達のこころを痛く掴んでいたマチューは、子供たちにコーラスを通じて、歌うことの歓びを根気強く教えていくのです。
中でもひときわ物静かな顔をしながらも心は冷たい悪魔のような子だと同僚の教師から忠告されていたピエールは天賦の才能を発揮して、素晴らしいボーイソプラノを奏でるまでに至ります。ピエールは、卒業後もチャンスを掴み、世界的な指揮者と羽ばたいていきます。
ピエール役を務めた13歳のジャン=バティスト・モニエは、実際にサンマルク合唱団のソリストなんです。その憂いを秘めた歌声と本物の天使を思わせるルックスでフランス中を魅了して行ったのであります。
もうねぇ、このモニエくんのの歌声を聴くだけも涙が溢れそうになり、感動にうち震えます。間違いないですぞ!
そして、歌っているときの彼の瞳は澄み切っていて心が洗われるようにさえ思えますぞぉぉぉ!
凶暴性がある手がつけられない少年たちのこころの変化の描き方が中途半端だったりするのですが、そんな野暮な演技云々よりもサン・マルク合唱団とソリストのジャン=バティスト・モニエの素晴しい歌声が雄弁にストーリーを物語ってくれますよ。
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