世界で一番パパが好き!のレビュー・感想・評価
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前半がどうしようもなく寒いギャグと力のないベン・アフレックの演技によって、ラジー候補もしょうがないかなと思わせたけど、フレッシュ・プリンス本人が登場してから盛り上がった!
ケヴィン・スミス監督がベン・アフレックと組んだ5作目の映画。公式ページの写真を見ると、ピーター・ジャクソンやマイケル・ムーアに似ている巨漢監督なのですが、この映画を作ったキッカケも娘が誕生したことが要因と言ってるくらいで、「仲間内で楽しく作ろう」といった雰囲気が出ています。アフレックの親友マット・デイモンも出演してるし、ウィル・スミス本人も登場するという和気藹々感。アフレックと破局前のジェニファー・ロペスはまずまずの演技で、子役のラクエル・カストロは名演技!・・・ダコタ・ファニングよりも子どもの素直さが表現できるし、彼女のほうが絶対にいいですね(単にダコタ嫌いなだけかも・・・)。
娘の学芸会に参加するというメインテーマとビデオ屋店員との恋物語。予定調和で単純な構成のターニング・ポイントがウィル・スミスとの会話だったから、映画ファン向けの内容なのかもしれない。『アイ、ロボット』ネタや『MIB』ネタも面白かった。あのミュージカル『スウィーニー・トッド』も最高だ!
やはり評価が高くないのは、脱力系の演技とさえないギャグ。後半には盛り返すのだけど、マイナスポイントは高かった。映画館の客層を様々で、中学生くらいの女の子がかなりいたけど、下ネタは平気だったのか?
【2005年3月映画館にて】
娘がいる父親なら誰でも共感するはず
とにかく、気に入った一番は娘役のラクエル・カストロちゃんの可愛らしいことったらありません。もうおじさんはメロメロです。思えば我が娘も小さい頃はあんなで可愛かったなあ。その愛らしい顔と表情がとても演技に思えず、末恐ろしい。素晴らしい女優になることでしょう。次に気に入った点はイケメン主人公を演じるベン・アフラックがなかなかウジウジしたダサい役を演じてること。結局リブ・タイラーに好意を寄せられるのたが結構なクソ野郎で溜飲が下がります笑笑。でも若い頃都会に憧れた気持ちは田舎育ちの自分にはスッゴクわかるなあ。昔の栄光に拘る上司をいくらでも見てきたが自分もそんなトシになってつい、昔は…なんてあるから注意しなくちゃね。と言うことで子育てに奮闘する元業界のエリート広報はウィル・スミス(本人役)と話をすることで本当に大切なものに気づく。そう、家族以上に、特に娘以上に大切なものはないんだよな。改めて自分の人生を振り返った、そんな作品でした。チョイ役のマット・デイモンも出てますよー。
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