グレート・ワルツのレビュー・感想・評価
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ミリザ・コルジャス
デュヴィヴィエ監督の最初の米映画(MGM/1938年) ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世の伝記映画 《名曲の誕生》に焦点を当てているが 映画はかなり脚色されている 誕生と普及に貢献する 歌姫カーラ(ミリザ・コルジャス)の存在が 名曲と映像を華やかにする ウィーンの森での〈ウィーンの森の物語〉の誕生など 今観ると可愛らしすぎるが 公開当時の観客は胸キュンだったのかも 最高潮の盛り上がりを見せる帝国劇場での成功 舞台上のコルジャスの歌声、演出は素敵でした そして指揮するシュトラウスを間に対峙する 劇場全体を味方にした舞台上の挑戦的な歌姫と 舞台下、客席後方で興奮の渦に包まれた観衆を 見渡す妻(ライナー)という構図も盛り上がります (彼女の複雑な心情がわかる… ) 音楽劇と言ってよく 単純に楽しめました シュトラウスは〈幸せな男〉というのが感想でしょうか
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