「奥深き濃淡を味わう」酔画仙 chargedpillowさんの映画レビュー(感想・評価)
奥深き濃淡を味わう
初めて観た韓国映画作品はこれだったかな。交流びとが紹介されてて知り、朝鮮絵画を扱った内容だったので興味を持ち鑑賞。
当日の岩波ホールは、当然のように観客の平均年齢層が高かったです。
貧しい出であった主人公が絵の才能を開花させ、天才画家として波乱万丈の人生を送る内容、酒を飲みながら筆を持たせれば素晴らしき、女にだらしなく失敗もせども、見放されずに謳歌されている。
生み出される作品・水墨画は、自身は資料等見て学んだ位ですが、墨一筆で強弱・濃淡を付け生きる表現をするというのはかなり奥深いのですよね。そのすんごいのがあとからあとから出てくるのでもう、目が離せない。
主人公をチェ・ミンシクが演じてますが、適役としては脇役で出演されてるアン・ソンギの方が印象に残っている。
明るい内容ではないですが、共感する部分もところどころにあり見ごたえのある作品であったのは、確かです。
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