リンゴ・キッドのレビュー・感想・評価
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馴染みがないためか主人公に今一つ魅力を感じない。頑固すぎる保安官に...
馴染みがないためか主人公に今一つ魅力を感じない。頑固すぎる保安官にもイライラする。
ラストの爆発と決闘が見せ場のごく普通の西部劇。コント調の殴り合い、口笛でやってくる馬が印象的。
セルシオコルブッチ監督とあるが、こんな映画作っているなんて知らなかった。
セルシオコルブッチ監督とあるが、こんな映画作っているなんて知らなかった。理屈抜きに面白くない。
リンゴ・キッドってどこに出てくるのか?
こじつけだが、私利私欲のため、あの広い大地で、同じ様な事、今でもやっている。生きていなければ意味は無い。とりあえず、今はみんなで逃げよう!!この映画の様に。
グッバイ、ハリウッド!!
何故こんなところにいると突っ込みたくなる唐突なヒロインである金髪美女の登場、酒場の大袈裟にぶっ飛ぶ殴り合い、はっきりとした善悪、そして最終的に結ばれる主人公とヒロイン(仮に既婚者であったり恋人がいたりしても作品中で必ず死ぬので大丈夫!?)、これは60年代前半までのハリウッド製西部劇あるあるで何か騎士道小説的な内容である。何か物足りないように感じてしまってもおかしくはない。
そんなマンネリ化した西部劇に対し反旗を翻したのはアメリカ本国では無く、イタリアなどのヨーロッパ諸国である。これらはマカロニウエスタンと呼ばれ、今までの西部劇とは全く違うものだ。まず音楽だ、ハリウッド製西部劇と違い、カントリー風のゆるやかな音楽やオーケストラではなくどこか南米の山奥で流れているような曲である。確かに舞台としている場所はメキシコ国境でいわゆるラテンアメリカに近い場所であるから、作り手もラテン系ならばアングロサキソンが作るよりもリアルに描けるのだろうか。この音楽は西部劇にとてもマッチしていて殺伐とした西部を聴いているだけで容易に想像出来る。
また更に暴力が増えていることである、これは良くない傾向とする者もいるがそれは開拓時代の無法地帯においてはよくあったことだろうし、それを利用して敵を次々に倒す場面はカタルシスを与えてくれ、鑑賞者を大いに満足させてくれるのだ。そしてハリウッドとは違う作りの粗さが逆に低予算なため血が出ないような(あったとしても少ない)戦闘シーンにも痛みをプラスしてくれるのだ。
私を最も満足させているのは陳腐な恋愛シーンの排除である。別にマカロニウエスタンの世界では主人公とヒロインが結ばれる訳でも無いし、ヒロインが生き残れるかも分からない、ハリウッドそういうご都合主義は完全無視である。ただ敵を銃で撃ち殺す、それが全てである。
マカロニウエスタンを語るのは本来ドル箱三部作のページでするべきであったかもしれないが、この作品には私の主張したいこと全てが詰まっているので敢えて本作を選んだ次第である。
リンゴ・キッドって誰?
娯楽に徹して残酷シーンの少ないマカロニウエスタン。
賞金稼ぎに兄たちを殺された末弟が、復讐を企む。
賞金稼ぎは友人でもある保安官に捕まり、牢屋に入れられていた。
末弟はアパッチと組んで街を襲い皆殺しにすると脅かす。
この保安官が救いがたい間抜けなので白けてしまう。
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