「犯人は人とは思えません」テイキング・ライブス odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
犯人は人とは思えません
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原作はマイケル・パイの1999年の小説「人生を盗む男」、原作未読だが解説によると映画は、連続殺人犯が被害者の人生を「乗っ取る」という設定を軸に、イルマ・ピークという主人公のFBI捜査官が事件を追う物語ですが原作では、連続殺人犯が被害者の人生を奪うだけでなく、精神的に支配するという要素がより強調されており、イルマの過去や内面についても深く掘り下げられているようです。
遺体損傷の激しい連続殺人の極悪犯を捕まえる腕利き女FBI捜査官の頭脳明晰な犯罪捜査サスペンスと期待したが奇妙な展開に茫然、まあ、主演をアンジェリーナ・ジョリーにした時点で製作陣は彼女のお色気に頼れば中身は適当で良いと思ったのでしょうかね。
冒頭から一見、弱々しい青年がバスで知り合った同年代の青年を殺すところを発端に10代から30代まで殺した男は数知れず、目的は殺した相手に成りすますことらしいが、度を越しており極度のサイコパス、殺人狂としか思えません、しかもそいつがFBI捜査官と恋に落ちる設定も無茶苦茶、おまけに嘘とは分かったものの、おなかの大きくなったイルマを見た途端、そこまで親密だったのかと唖然茫然としたがイルマの腹を刺す犯人、母親を殺し自分の子まで殺すなんて、最早、人間ドラマとは思えませんから、観たのを後悔しました。
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