バレエ・カンパニー

劇場公開日:

解説

名門バレエ・カンパニー”ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴ“のダンサーたちの日常を描く群像ドラマ。監督・製作は「ゴスフォード・パーク」のロバート・アルトマン。製作・原案・主演は「スクリーム」シリーズの主演で知られるネーヴ・キャンベル。脚本・原案は「ポロック 2人だけのアトリエ」のバーバラ・ターナー。撮影は「ゴスフォード・パーク」「メラニーは行く!」のアンドリュー・ダン。音楽は「冷たい一瞬を抱いて」のヴァン・ダイク・パークス。編集は「Dr.Tと女たち」のジェラルディン・ペローニ。共演は「アイ・スパイ」のマルコム・マクダウェル、「スパイダーマン」シリーズのジェームズ・フランコほか。

2003年製作/112分/アメリカ・ドイツ合作
原題または英題:The Company
配給:エスピーオー
劇場公開日:2004年7月24日

ストーリー

ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴの一員として順調にキャリアを積み上げてきたライ(ネーヴ・キャンベル)だったが、今年は私生活でもバレエでもパートナーだったフランキー(サム・フランク)の浮気によって幕を開けた。だが今シーズンの演目で代役としてレッスンしていたライは、マイア(マイア・ウィルキンス)の怪我により主役のチャンスを手に入れる。ダンサーとして飛躍する局面に差し掛かったライはアルバイトの仕事も減らして、レッスンに集中。そしてレストランのシェフであるジョシュ(ジェームズ・フランコ)と知り合い、彼の存在がハードな生活の支えとなっていく。芸術監督であるミスターAことアルベルト・アントネッリ(マルコム・マクダウェル)の厳しい指導のもと、カンパニーは公演成功のために、あらゆる障害を取り除かねばならなかった。結婚したばかりのスザンヌ(スザンヌ・ロペス・プリスコ)はリハーサル中にアキレス腱を切るし、ジャスティン(デイヴィッド・ゴンバート)は公演一週間前にキャストから外された。そしてシーズン最後を飾る作品で、ライはソロをもらう。客席で家族が見守る中、踊り終わる直前、ライは転倒して舞台に倒れこんだ。大急ぎで衣裳を脱がされ、代役だったマイヤが見事に踊り切る。公演は成功したが、カーテンコールの歓声を、ライは舞台袖からただ眺めているだけだった。

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映画レビュー

3.0バレエ・ダンサーたちと一緒にボウリング!

2018年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 バレエのことなんてわからない。上手い、下手という評価も、芸術性が高いかどうかといった評価もできません。

 こうやって最初から投げてかかると、意外と面白く見ることができる。完全なドキュメンタリー映画じゃないのにも関わらずストーリーはほとんど無い。しかし、画面に集中してしまう魅力がこの映画にはあるのだ。アメリカでは名門のバレエ・カンパニーなのだが、クラシカルなものに拘らない創造性、そして映画俳優を何人か生み出していることのフレンドリーさがいいのかもしれない。

 また、映画のサブテーマではないかと思わせるほど聞こえてくる“マイ・ファニー・バレンタイン”が哀愁を帯びていて心地いい。嵐の中、オープンエアでの舞台ではピアノとチェロのジャジーなバージョン。ジョシュとのロマンスでは、男性ボーカル、女性ボーカルのバージョン。そして、エンドロールではクラシカルなアレンジのバージョン。と、計4つのバージョンが楽しめた。

 やはり残念なのは、各エピソードが全て尻切れになっていて、欲求不満が少し蓄積され、“青の蛇”のステージも・・・少しでもストーリーが欲しかった。最初の嵐の中の公演をラストに持ってくれば・・・などと考えてもみたけど、すると一番面白いクリスマス・パーティのシーンが生きないし・・・

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kossy

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