カレンダー・ガールズのレビュー・感想・評価
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デーブ「イギリス人は裸が大好き」
TSUTAYAの発掘良品
TSUTAYAでこの作品の存在を知った
それゆえに動画サイトも良いがTSUTAYAも捨てがたい
白血病で他界したジョンは生前スキップトンのおばさんたちを向日葵に例え
女性は盛りを過ぎてもなお、美しく咲き誇る
と称賛した
実話を元にしたヒューマンコメディ
舞台はイギリスの田舎町スキップトン
地元のおばさんたちが集う婦人連盟
保守的な町に住みながら革新的な発想をするクリスは白血病で夫を亡くした親友アニーを励ますためにヌードカレンダー制作を提案
売上でアニーの夫が入院していた病院に寄付をすることに
クリスに提案に次々と賛同するおばさんたち
月別に11人に12月は全員で
ヌードカレンダーといってもポルノではなく肝心なところは静物などで隠している
ピアノを弾いてるおばさんは後ろ姿でハンケツ見えてるけど
上品か下品かは人それぞれの価値観だが少なくともいやらしいものではない
イギリスの田舎のためか全て白人
おばさん連中の養子なのか黒人の若い女の子と地元警察に黒人が1人いたくらい
2人とも地元出身ではなかろう
婦人連盟のイベントで手作りのお菓子のコンテストがありクリスが買ってきたケーキを出品し優勝する件が面白かった
スキップトンの丘の上でのおばさんたちのヘンテコな太極拳が良い
クリスの息子の悪友の顔が生理的にあまり好きじゃない
オッパイを果物に例えるときの表情が嫌だ
自分が女で彼に告白されたらすぐさま「not looking for a relationship!」と大声で叫ぶわ
資金稼ぎのためにみんなでヌードになりましょうという発想は日本人にはない
日本社会全体が女性の裸に寛容じゃないためか
そのわりにはまあ・・・本音と建前かな
意外と夫は理解があることに驚き
感動したと全英からファンレターが届くし
ロンドンで全裸の自転車レースというアホなイベントがあるからな
お国柄の違いかな
でもクリスの息子ジェムはそうではなさそう
「NO SEX」
地元の新聞で一面が「1月のカレンダーの夫はセックスレス」とか異常
東スポか
病院への寄付は当初はソファーの予定だった
カレンダーは予想を遥かに超えて飛ぶように売れ目標は白血病撲滅のための研究資金に変更
全米でも売り込もうとおばさんたちはハリウッドに乗り込んだ
粉石鹸のCM撮影で考え方の違いからクリスとアニーに亀裂が生じる
2人は仲直りできないままおばさんたちは帰国することに
でもまあなんやかんやで仲直りするんだけどね
イギリスの女性連盟の女性たちが、病気で夫を亡くした友人のためにヌー...
イギリスの女性連盟の女性たちが、病気で夫を亡くした友人のためにヌードカレンダーを作りお世話になった病院に寄付しようとした実話。
そんなパワフルな女性たちを見ていると何かほっこり、元気をもらえる。
そしてそれは多くの人々に勇気をもたらす。
けれども、成功が大きくなるにつれて家族や友人との摩擦も生じることに。
おもしろさだけではなく、そういった成功での摩擦や衝突も描いているところもいい。
そして、共に映し出される田舎の壮大な風景も素敵。
べ、べ、別にヘレン様のヌード目的で観たわけじゃないんだからね!
いつもの気品は抑えて、サバサバというかチャキチャキしたクリス役のヘレン様。
旦那連中の微妙な反応が実におかしくてニヤニヤ。「お前の嫁さん(の裸)、新聞に出てるぞ」って言われたら、「いい女だろ、羨ましいか?」くらい言い返せよ。「俺以外の男に肌を見せるな」的な嫉妬ならまだ可愛げあるけどね。
ストーリーはちょうどこちらが違和感持ち始める頃にうまくブレーキかけた感じ。良し悪しありますが。
息子は…うんまあお年頃だからね。
一肌脱いじゃう男気はお国柄?
お金をもらっても勘弁してほしいシチュエーションなのだが実話だから仕方ない。
発起人のアニー(ジュリー・ウォルターズ)とクリス(ヘレン・ミレン)が協力を説いて回るシーンが傑作
アニー「脱ぐ?」
コーラ「私55よ、今脱がないでいつ脱ぐのよ」(林先生?)
ジェシー「アソコはダメよ、捧げたのは生涯一人の男性だから」
アニー「夫思いなのね」
ジェシー「夫じゃないわ」
アニー「?」
クリス「全部見せるわけじゃないのよ」
セリア「それがいやなのよ」
チャリティの名目はあっても元アート・ディレクターだったリンダの夫テリーがいなかったらもっと陳腐なものになるか頓挫していただろう、絵コンテまで描いて小道具を揃え、コミカルな日常のワンシーンを撮影、ピンナップカレンダーにはなかった斬新さがヒットの鍵、最大の功労者はテリーだろう。ご本人たちは自発的だったでしょうがヘレン・ミレン嬢はじめ一肌脱いだ大女優陣たちもさぞ覚悟のいったことでしょう、お察しいたします。
こんな不思議なカレンダー誕生の経緯は興味深いがもてはやされるくだり、影の部分、深みを入れないと気が済まない映画屋さんの習性がせっかくの夢物語を壊しているような・・。
芸術的なnude
恒例のカレンダーを決める段階になって、ジョージ・クルーニーがいいだとか、男のヌードが話題になっていた。迷って迷ってといった逡巡ぶりは見られず、ノリで勝負。自分達では撮影もむずかしいとわかり、急遽カメラマンを募集。人前で裸になるのはいやだということで、隣の部屋から指示を出していたが、ここでもノリ。ためらいは一瞬。撮りまくるよりもベストショット、ミラクルショットを連発するが、出来あがりがまた素晴らしい。乳首を見えないよう芸術的に撮る技術も結構素晴らしかったりする。nakidじゃなくてnudeだと主張。nudeのほうが芸術的なのです。
励ましのつもりが、結局は自分達の若返り。男たちのための回春効果もあったのかなぁ・・・中には効果のなかった旦那もいたようだけど・・・売れに売れて、ファンレターがどっさりのシーンにはウルっときてしまったけど、その後がちょっとダラダラ。
やっぱり平凡が一番なのよね~と思わせるラストの太極拳シーンが爽やか。
脱げばいいってもんじゃない
女として歳をとることがすこし楽しみになる映画
女性連盟という考え方が日本には
定着していないが、これを機にすこし学んでみると
日本と英国の相違点がきっとみつかるはず
写真を撮る瞬間「美しい!」って褒められたら
やっぱりにっこりしちゃう、女だもの
何歳でもそれは変わらなくて
今度おばあちゃんにオシャレしてもらって
写真を撮ろうかな、と思った。
もちろんNOTはだか。笑
大胆な挑戦でもとりあえずやってみるものだ
総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
田舎町で退屈な婦人会から慣習を打ち破る大胆な行動をとり本人たちも驚く反響を得る。本人たち自身の葛藤・保守派の抵抗・家族の反応、彼女らがぶつかる壁を見ていると、結果は二の次でとにかく挑戦すること・行動していくことが大事だと思わせてくれる。大きな婦人会の会場で弁論をしたり記者会見をするつもりでも誰も集まっていないのを見て悪態をついたりするのは、本人たちの不安を良く表していた。英国の田舎の美しい風景も素晴らしかった。
しかし結果的に大きな話題になってしまったが、本来はこじんまりした話で特に引き付けられたわけではなかった。実話が基だから仕方がないが、走り続けているといつのまにか大きな話になっていたというのは物語としてややとりとめもない。
盛りを過ぎても、見事に咲き誇る
映画「カレンダー・ガールズ」(ナイジェル・コール監督)から。
映画解説には「中年女性たちが自分たちのヌード写真を
カレンダーにして売り出し、大反響を巻き起こしたという
イギリスの実話をもとに描く人間ドラマ」とある。
白血病で亡くなった夫が、生前、女性たちの前で話そうと考えていた、
原稿の一節である。「ヨークシャーの花は、女性に似ている。
生長を重ねるたびに、その美しさを増していく。
盛りを過ぎても、見事に咲き誇る。あっという間に枯れていくが・・」
とジョークも交えながら、素晴らしい原稿の一節である。
彼女らは英国ヨークシャーの片田舎ネイブリーに住んでいる。
英国の中でも、壮大な自然が広がる有数の土地らしく
その野に咲く花は、女性に似ているというわけだ。
子育ても終わり、生き甲斐を探す女性、特に中年女性にとって、
後ろから押してくれる、応援フレーズになったに違いない。
「盛りを過ぎても、見事に咲き誇る」
何度か登場するフレーズなので、きっとこの作品の根底を流れる想い、
そんな気がして採り上げてみた。
P.S.
個人的には「女性連盟の目的は?」(日本では「婦人会」)の質問に対して、
「『自己啓発』と『娯楽』と『親睦』」と即答したシーンがあり、
妙に納得してメモをした。今度、挨拶で使わせてもらお~っと。
人間幾つになっても、チャレンジ出来るんだね!明日は今日より元気になれそう!
久し振りに大笑い出来た映画だった!!!
胸がスーッとした!「事実は小説より奇なり」とは本当によく言ったものだ。信じられないような話であるけれど、これが実話であると言う事が、余計に楽しさを観る者に提供してくれる作品なのだ!!!しかも、伝統を何よりも重んじている筈の国。その英国のヨークシャーの田舎町で起こった実話と言うのが、また更に面白い!
そして、この田舎町が舞台と言う事で映像がとっても綺麗で観ていて癒やされる。
伝統=保守的で、お固く、変化を拒むと言うイメージが付きまとい、変化を拒絶し、変化しない事を意図的に護る事こそが、伝統と思ってしまうけれども、伝統を重視すると言う文化は、どうやら伝統を護り続けるその一方で、その伝統とは、逆方向へのエネルギーの扉も同時に開く事があると言う事がとても理解出来て面白い。
考えてみれば、事実英国では、常に世界の流行の先端を発信しているのも事実だ。ビートルズに始まり、若い世代のファッションの発信はいつも、イギリスから生れている。
その伝統の国イギリスでの婦人会の定例会ともなれば、絵に描いたようにお決まりの、お茶に、お花のお手入れから、ブロッコリーの栽培法や、キルトの話しに、ケーキのコンクールなど、こんな事が毎月続いて、それが何年も続いていたら、そりゃ地元の婦人会のメンバーでなくても誰でも退屈はすると言うものだ!でも伝統を重んじる彼女たちには、伝統と言う建前の壁に行く手を阻まれ、中々その伝統の壁をぶち破るチャンスが無いのだが、婦人会のメンバーの一人である、アニーの永年連れ添った夫が他界する事で、親友のクリスはアニーの失意を励まそうと奇想天外な型破りの計画を思い付き、婦人会のメンバーにその企画の実現を呼びかけると、多くの協力者を得て、新しい生き方を求めて走り出す女たちの日々が始まると言う、サクセスストーリー。
そしてこの話の素晴らしいのは、クリスの提案した奇抜なアイディアに対して50代60代の女性が尻込みをせずに、賛同し、変化に立ち向かう点だ!
婦人会のメンバーたちがみんなで知恵と力を出し合い、遂にはカレンダーを制作し、販売する中で、まだまだ、どんどん人間的に成長し続けていく姿が描かれているその事実。
婦人会会員同志の更なる友情と協力、人生の新しい目標の達成を成す事には、遅過ぎる事など無く、チャンスはいつでも掴もうと行動する中から生れると言うこと。
この事実が、映画を観ている私たちに、勇気と元気をくれる、そして行動力の大切さと希望に向かう情熱は、一生大切な事だと教えてくれる。
人は誰しも、とかく新しい事にチャレンジする事は面倒臭くなっていくし、良い意味で人生に諦めを持って生きるその事は、賢い大人の成熟した人間の生き方の見本の様にも言われているのが普通の事であるだが・・・
クリス役にヘレン・ミレンとジュリー役にはジュリ・ウォールターなどキャストも実力派女優の競演である。やっぱり英国の映画は芝居が確かな俳優が大勢いるんだよね!
当たり前かもしれないが、アメリカ映画以外にも秀作は沢山あって本当に映画は奥深い!
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