純愛中毒のレビュー・感想・評価
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DVDゲットシリーズ210円(たぶん) ラブラブ兄夫婦と同居の弟。...
DVDゲットシリーズ210円(たぶん)
ラブラブ兄夫婦と同居の弟。兄弟は同時刻に別場所で交通事故に遭う。兄は目覚めた、弟の体で。
混乱する兄の嫁。受け入れるのか!兄嫁。濃厚ベッドシーンを複雑な思いで見ることに(笑)もはやホラーだ。
そして衝撃の事実。受け入れるのか!兄嫁。まあ、でもしかないよな。最恐ホラー夫婦の誕生だ(笑笑)
料理と家具製作テクはどう身につけた?
“純愛”なんてキレイなものでない“狂気”
先週、鑑賞をした
『夏物語』の前に、
今作の予告編が流れていました。
‘オーソドックスな憑依ものでしょ’
当初はパスをする予定だったのですが、
何故か胸騒ぎといいますか、心に引っ掛かる
ところがあり、鑑賞をしてきました。
事前にWEBを斜め読みしたところ、
今作で、イ・ミヨンさんが『大鐘賞 助演女優賞』を受賞との情報。
良い作品でなければ、
個人賞は受賞できません。
‘泣く演技でも上手かったのかな’
軽い気持ちで、私を含めて男性客2人の中、上映開始を待ちました
(まぁ、いつもの光景ですね(苦笑))
★彡 ★彡
こわ~~~!
恐怖で唇がカサカサ!!
客電が点灯してからも
泣いている女性のかたが
いましたけど、わたし怖くて涙が浮かぶ前に、
寒気がして全身を両手でゴシゴシこすっちゃいましたよ!!!
終盤に怒涛のように襲い掛かる
説明ゼリフに、若干引きかけたところは
あったのですが、その内容が予想外のもので、
あまりの怖さに、寒気も全身に襲い掛かってきました。
映画終了後、
次の予定へと向かって、
30分ほど歩いて移動したのですが、
ずっと、今作を頭の中で、もう一度、上映していました。
‘あのときのイ・ビョンホンの表情は
単純な驚きだけでなく、焦りも隠されていたのかもしれない‘
‘あのときのイ・ミヨンの表情は
愛された喜びだったのか、それとも偽りに対する復讐への
誓いの表情だったのかもしれない。人って、案外心の中の
思いがハッキリすると、真逆の表情を心の底から出しやすくなるから‘
などなど、人物の真意を探ろうと必死に。
すべてを、知った上で、もう一度頭から、
見てみたら、新しい発見があるかもしれません。
使い古しのネタだろうと、
なめていた部分があったのですが、
完全にノックアウトされてしまいました。
◇ ◇ ◇
そんな今作の中でも、
一番驚かされたのが、
“静謐なSEX”。
『渇き』
『ラスト、コーション』などで
猛々しいSEXは見たことがありますが、
ここまで、スローモーで、お互いの愛を、
確かめ合うシーンをみるのは初めて。
男女が、ただ絡み合い、
子孫を残すための動物本能的なものではなく、
神に捧げる儀式のようにすら見えてしまいました。
そこに至るまでのプロセス、
時間の経過を考えると、そうなるのかと、
その時点では理解していたのですが、これも、
振り返ってみると、そんな浅はかなものでなく、
もっと深い意味が込められていたのを知るわけでして、
映画なのに、額におさめられた絵画のような佇まいが漂う、
芸術的なシーンになっておりました。
★彡 ★彡
他にも2人で会話をしているのに、
1人のアップショットが多用されて、
「わかりにくいよ」とイライラする部分もあったのですが、
今になって思うと、あえてわかりづらくしたような気もいたします。
“正気と狂気は紙一重”
愛の深さ、愛の怖さ、愛の醜さの刃に
全身を切り裂かれてしまいました。
どことなく、
浅田真央さんに雰囲気が似ている
イ・ミヨンさん。助演女優賞、大いに納得の演技でございました。
質疑応答があれば、聞きたかったなぁ
「SEXシーン、あの唇の震え(小刻みな動き)は
監督からの演出ですか?それとも役に入り込んで、
無意識に出てしまったものなのですか?」
あの表情をキッチリ押さえたカメラマンも凄いけれども、
あの表情には、こちらも思わず身を乗り出して、釘付けになってしまいました。
『純愛中毒』
純愛なんて生やさしいものではありませんでした。怖かった。。。
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