ぼくは怖くないのレビュー・感想・評価
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イタリアにもあった!「だるまさんがころんだ」
たった5軒の家しかない小さな村に黄金色に輝く広大な麦畑。この視覚効果だけでも充分目の保養になった。子供たちが遊ぶ中でも、ミケーレは正義感が強く、小さな村であってもボス的存在の男の子がいて、彼にも立ち向かうほど勇気がある少年。しかし、決して大人になるための前段階としての少年ではなく、あくまでも純粋な心を持った少年なのだ。
穴の中の少年フィリッポ(マッティーア・ディ・ピエッロ)のミステリアスな存在と、心を通わせるために何も怖くないと自分に言い聞かせるミケーロ。彼との間には「守護天使」というキーワードが存在するのだが、結局はフィリッポのための守護天使ではなく、荒んだ心を持った大人たちの守護天使であったと思えてしかたがない。父親の台詞で「決死隊に選ぶ」という伏線もあり、ラストではミケーロがそれを予感していたかのように「パパ!」と声をあげるのも印象的であった。
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2度観ましたがかなり良い。
中々日本には無いストーリー。
荒んだ大人、純水な子供。とてもストーリーとイタリアの田舎町がマッチしている。
主人公と誘拐された少年の友情の距離が絶妙でした。マッチのくじ引きも中々コネタで良く考えてる。イタリア映画ってスローな展開でも引き込まれるからやめられない。余談だが洋画の田舎映画を観るとやたら物を大切にしてしまう(笑)この映画も5件ぐらいしかない町で何もかも最小限の物しかないからそれがなぜか幸せを感じてしまう。
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