戦場のガンマン

解説

レナート・イッツォと、ジャンフランコ・パロリーニの共同脚本を、ジャンフランコ・パロリーニの名でマカロニ・ウエスタンを監督していた、フランク・クレイマーが監督した戦争アクション。撮影はサンドロ・マンコーリ、音楽はバスコ・マンクーゾが担当。出演は「二匹の流れ星」のジョン・ガルコ、「バスタード」のクラウス・キンスキー、マーガレット・リーなど。製作はパオロ・モッファとアルド・アドバッティ。イーストマンカラー、クロモスコーープ。

1969年製作/イタリア
原題または英題:5 Per L'Infernd

ストーリー

ホフマン中尉(J・ガルコ)率いる米軍レインジャー部隊五人は命をうけ、ヒトラーのK作戦の全貌を察知すべくイタリア北部ビラベルデ・ドイツ南軍指令部に出かけた。一行はドイツ兵に化け一歩一歩とビラベルデに近づいた。が、最後の検問所で見つかってしまい、すさまじい白兵戦が展開された。オートバイでいったんは退ぞき、爆薬をしかけてドイツ軍を撃退し、再び潜入を開始した。機敏性を十分にいかし、五人は司令官ゲブルスタークの部屋に近づいた。部屋のまわりには歩哨がいっぱい立っていた。その五人の前にゲブルスタークの秘書ヘルガが、あらわれた。彼女はK作戦に関する書類の入っている金庫のありかを教えた。彼女はゲリラの一員だった。その金庫の警報装置は親衛隊の大佐ミュラーの部屋にあった。ヘルガはミュラーが前からいいよっているのを幸いに体を張って警報装置を切りにいった。五人は歩哨をたおし部屋に入った。が今一歩というところでゲブルスタークが起きて来た。ゲブルスタークをナイフで殺し、書類を写真におさめた。しかしその騒ぎでミュラーが気がつきヘルガは銃殺を命じられた。そのうち仲間の一人の正体もバレて、五人は袋のネズミとなってしまった。ホフマンは写真を隊員のニックに渡すと逃がし、四人で攻撃に出た。一人また一人と死んでいった。そしてミュラーも死んだ。「これが戦争さ」生き残ったホフマンはニックにつぶやいた。

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