劇場公開日 2003年10月25日

「「ずっと夢を見ていて、やっと目が覚めた感じ」」死ぬまでにしたい10のこと UNEmiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「ずっと夢を見ていて、やっと目が覚めた感じ」

2021年1月9日
PCから投稿

もし私が同じ状況だったら、一人で悲しみ抱え込んで、こうやって死んで行けるんだろうか。
ちょっと自信がない。

お叱り覚悟で言うならば、私は、「ガン」という病気のほとんど唯一と言っていい利点は、本人にも周りにも、多少なりとも覚悟をする時間があることだと思ってる。
彼女のようなやり方は、周囲からその時間を奪う。
それが本当に優しいのかどうかは、ちょっと迷った。

それでも、本当に愛情に溢れた映画だった。
特に娘たちにとっては、お母さんから誕生日ごとに届くメッセージテープは宝物だろうね。

余命宣告されて初めて目が覚めた、なんてことにならないように、今のうちに、もっと自分の人生に現実感持ちたいなと思ったのでした。

UNEmi