リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦いのレビュー・感想・評価
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メジャーならではの ヒーローアクション・エンタテインメント
パロディ満載の荒唐無稽なヒーローものなのだが、流石、ショーンコネリーが出るだけで重厚さが醸し出る、やはり予算があるだけのことはありますね、これぞメジャーならではの
ヒーローアクション・エンタテインメント。
出てくるヒーロー(一部ヒロイン)は七人
1.アラン・クォーターメイン(ショーン・コネリー)
ヘンリー・ライダー・ハガードの「ソロモン王の洞窟」に登場する英国冒険ヒーロー
2.キャプテン・ネモ(ナセルディン・シャー)
「海底二万里」の船長、勿論、ノーチラス号もセットです
3.ジキル&ハイド(ジェイソン・フレミング)
ロバート・ルイス・スティーヴンソンの「ジキル博士とハイド氏」だが見かけはハルク
・ミナ・ハーカー(ペタ・ウィルソン)
ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」でドラキュラの血を唯一吸った女性とか
・ドリアン・グレイ(スチュアート・タウンゼント)
オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」の不老の美青年
・トム・ソーヤー(シェーン・ウェスト)
マーク・トウェイン「トム・ソーヤーの冒険」、少年ではなくCIAのエージェントの設定
・ロドニー・スキナー(トニー・カラン)
H・G・ウェルズの小説『透明人間』に出てくる主人公ホーレイ・グリフィン博士から
透明薬を盗んだ盗賊という設定の創作人物
ヒーローが7人というのも黒沢監督「七人の侍」以降のお約束でしょう。
敵役はオペラ座の怪人やコミックで有名なファントム、ショーンコネリーが出ているからでしょう黒幕がなんと英国情報部のボスM、しかもシャーロック・ホームズの敵役モリアティ教授の生まれ変わりだという凝りよう。
だれでも知っているヒーローたちを一堂に集める発想はマーベル・コミック1963年のアベンジャーズが元祖だが本作も漫画が原作だとか、ただ登場人物の知名度は微妙かな。
冒頭から1899年というのに戦車を使った銀行強盗、アバンタイトル形式は007へのオマージュでしょう、中盤ちょっと中だるみだが実に面白い・・。最後はいかにもアフリカの祈祷師の魔術でアラン蘇りかと思わせます、ただ批評家評や興行成績が今一だったらしく続編は作られなかったようです。
たしか劇場公開時に観ていたはずなのですが、十分愉しめました。
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