私は「うつ依存症」の女

劇場公開日:

解説

音楽ライターとしてそのキャリアをスタートさせた作家エリザベス・ワーツェルのベストセラー自伝的小説に基づき、うつ病を持つ少女のスキャンダラスな生活を正面から描いた作品。主演は「アダムス・ファミリー」で存在感をアピールし、「バッファロー'66」、「耳に残るは君の歌声」などで大人の女優としてスクリーンに強い印象を残したクリスティーナ・リッチ。彼女は、共同制作者として脚本の書き直しや監督選出にも参加している。監督は、1997年「不眠症 オリジナル版-インソムニア-」で監督デビューを飾り、高い評価を得たエーリク・ショルビャルグ。

2001年製作/99分/アメリカ
原題または英題:Prozac Nation
配給:アートポート
劇場公開日:2003年9月13日

ストーリー

1986年、若くしてすでにライターとしての才能を高く評価されている少女リジー(クリスティーナ・リッチ)は、念願の名門ハーバード大学に入学。彼女は美しく魅力的で才能にもあふれ、その未来は誰の目にも明るく開かれているように映っていた。しかし、彼女がハーバード大学に持ち込んだ大きな荷物は、タイプライターやスーツケースだけではなかった。夫と別れた母親(ジェシカ・ラング)からの異常なまでの期待、ほとんど途絶えてしまっている父親との微妙な関係、そして、自分の身体を傷つけてしまう「うつ」の症状…。それでも入学当初は全てがうまくいっているように見えた。ルームメイトのルビー(ミッシェル・ウィリアムス)と仲良くなり、大学の権威ある賞を受賞し、ローリング・ストーン誌からは表彰され、パーティではドラッグも男も覚えた。だがそんなある日、リジーの悪ノリから親友ルビーとの関係が壊れてしまう。また、幼い頃に別れた父親の突然の訪問が拍車をかけ、リジーの精神はさらに不安定になっていく。いつしか彼女は「うつ」とドラッグに身を沈めることとなった。仲間たちは精神科医のスターリング(アン・ヘッシュ)の元にリジーを連れて行くが、一向に回復に向かわない。母親が大学に呼び出された頃には、既にボロボロの状態で、リジーは文章もろくに書けなくなっていた。そんな娘を母親は「なんのために苦労して育てたのか!」と、激しく責め立てるばかりだった。リジーは精神科医や母親から逃げるように、テキサスに帰省中の恋人レーフ(ジェイソン・ビッグス)に救いを求める。しかし、それでも苦しみから逃れることなどできないと、リジー自身が誰よりも良く分かっていた。「うつ」と闘うのは、自分自身なのだから。感情のコントロールができず、周囲の人を傷つけ、自分自身も傷つけるリジーの狂気じみた行動が続いてゆく。彼女は「うつ」の淵から立ち直ることができるのか……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0主演の女優さんがうつくしい

2017年5月25日
Androidアプリから投稿

主演の女優さんが投げやりな態度や怒りを上手く表現しており、錯乱状態や不穏な空気を上手に描かれた映像に引き込まれる。

母親との関係がリアルで、病気をもつ身としては、自分も母親との関係はどうか、客観的に見直すことができる作品。
恋愛や友人関係が上手くいかなかったり辛いことも多い病気をもがきながらも、

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ゆうか

4.0鬱病への理解

2012年12月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

知人のご家族が躁鬱病を発病しまして、そのことを考えていた際タイトルが目に入りレンタルしてみました。
見てみたら「ペネロピ」のクリスティーナ・リッチさんが☺
流石の美しさと圧巻の演技力でした!
作中鬱状態で普通でない言動を取ってしまうシーンでは病気による錯乱に近い状態だと分かっていても、やはり健常者(知識、理解の無い方なら尚更)には気が狂ってしまったようにしか見えないよなぁと思いました😞

鬱に対する理解を深めるにも、ヒューマンドラマとして楽しむにも良い作品だと思います。
演技力、構成共に申し分ない作品でした。

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nina