黒水仙(2001)のレビュー・感想・評価
全1件を表示
50年間独房生活
麻薬組織を調査する前に、臓器密売組織を洗う。水死体には腎臓が片方しかなかったのだ。また、インターネットでチャットをやっていたというアリバイなど、現代らしさを表現する一方で、朝鮮戦争当時の重苦しい銃撃戦が描かれる。
反体制という嫌疑をかけられて捕虜収容所に入れられた若者たち。南にいながらにして戦争の犠牲となり家族離散や銃殺などの悲劇に見舞われた。朝鮮戦争の悲劇はなにも南北の戦いだけではなく、疑心暗鬼にかられたことによる国内の悲劇も忘れてはならない。収容所からの脱走を手助けするジヘと反体制のリーダーソク。愛は永遠と思われたのに・・・
いい背景設定、いいストーリーであるのに感動できない。なぜだろう。日本の宮崎の描写やドンジュの不自然な自殺。それとも50年の歳月が感じられない演出もあるのだろうか?小説でも読めばまた違った感動があるに違いない。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全1件を表示