「野心と狂気」ギャングスター・ナンバー1 カミムラさんの映画レビュー(感想・評価)
野心と狂気
一人のギャングの憧れ、野心、裏切り、栄光、絶望の物語
主演のポール・ベタニーの野心で燃える鋭い眼光がめっちゃかっこいいし、狂気を感じる演技も良い。
そしてマルコム・マグダウェルのかつて憧れた男に再開した際の演技は戸惑い、苛立ち、恐怖がめっちゃ伝わってきました。短い出演時間だがしっかり印象に残る演技は流石の一言。
デビット・シューリスは紳士な佇まいはいいんだが、もう少し野獣のような暴力的なギャングらしい一面を見たかったな。グラスで殴ったり、手下を蹴っ飛ばすシーンに迫力が無さすぎてちょっと残念。
また、現役時代と出所後であまり見た目に違いが無いのに、明らかに出所後は光がなく、くすんで見える不思議。本当にただの男って感じ。
ハリー・ポッターの狼男先生のイメージが強かったからこういう役柄は新鮮でした。
久しぶりに良いマフィア映画を見れて良かった。
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