「狂気のポール・ベタニー」ギャングスター・ナンバー1 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
狂気のポール・ベタニー
若き時代のフレディ・・・パチーノばりのしゃがれた声が凄みを利かせ不気味に響くデヴィッド・シューリスだ。若きギャングスターはポール・ベタニー。イタリア製の靴とスタイリッシュなスーツに身をくるんだ紳士風のギャングたち。フレディの片腕となるまで登りつめたギャングスターは、カレンとちう同じ女性に惹かれたことから、ある陰謀を思い立った。
“I'm SuperMan.I'm King Fuc〇in' Kong!!”。下着だけになって殺戮を、あらゆる悪の限りに狂うギャングスター。結局はカレンがらみでフレディに嫉妬したのではなくて、フレディという男そのものに嫉妬して、追いついて追い越す目標だった。そして再会を果たしてみると、大人しい初老の男に変貌を遂げ、遂には超えられる存在じゃなかったんだと気づいた・・・そんな風にとれた。途中の婚約したというシーンでは、ホモセクシャルなものも感じてしまった。
ポール・ベタニーの狂気に満ちた顔と異常な行動が鬼気たる迫力。マクダウェルのスリル満点の語りも最高だ。
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