「狼の口の中」レセ・パセ 自由への通行許可証 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
狼の口の中
ナチス占領下のコンチネンタルフィルムズで
助監督をやっていたジャン・ドゥヴェーヴルの回想録に基づいた
ベルトラン・タヴェルニエの映画(2002年)
クルーゾー監督の同社製作の「密告」(1943年)を観て
それが解放後、上映禁止になってしまったのを知り
この映画も観てみた
資金がわりと潤沢なコンチネンタルに移ることにしたドゥヴェーヴルは
助監督としてキャリアを積みながらレジスタンス活動もする
反対に脚本家のオーランシュは25号室のドイツ人やグレヴェンから
女たちのもとへ逃げてゆく
そこで働く唯一のユダヤ人で共産主義者のル・シャノワは
逮捕されるがグレヴェンに救われた、と語られていた
でも党から除名される
ここにも密告が横行していた気配が…
生き残りや正義の定義も各々違う
パリから実家まで自転車で走破するドゥヴェーヴルの姿に
真珠採りの曲がとてもマッチしていた
彼が自分の身代わりを心配したスパークは
政治家を輩出するベルギーの名家出身だった!
(兄はポール・アンリ・スパーク、そしてカトリーヌ・スパークの父親)
沢山のフランス映画関係者が登場するが
観てない作品や知らない関係者が多く、ちょっとわかり辛かった
あと、顔の識別も大変だった
情報量が多く、あとから見返すことになる映画かも
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