リベリオンのレビュー・感想・評価
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戦闘シーンが綺麗
人間が引き起こす嫉妬や憎しみや戦争、それらは全て感情によるもの。
人間全員に感情を殺す薬の摂取を義務付け、平和維持をする社会になっていた。
それに反発して薬を飲まない人々もいるが、反乱分子として処刑される。
主人公はそういう反乱分子を探し出すエリート国家公務員(?)だが、
動物への愛、音楽への感動を感じるようになり、また政府のやり方に疑問を抱き、
薬の摂取を密かに止める。そして逆に反乱分子に密かに加担するようになる。
当然政府から命を狙われるが、逆に政府をブッ潰す。
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戦闘シーンは余りにもカッコつけすぎですが、でもカッコよかった。
ただ、人間は感情を持つから素晴らしく、それでこそ人間である、
と主人公が気付くまでの過程をもう少し詳細に表現しても良かったのでは?
抑圧された感情を爆発させろ!クライマックスが気持ちいいスカッとムービー
ガン=カタ、チャンベールアクションでお馴染み。
一部のマニアから強烈な支持を得ているこの映画。
俺もレンタル開始から何回も見てます。当時はまだVHSだったような・・・。
敵を鮮やかに倒した後、流れるように銃(ガン)で十字を作るポーズは真似しない人はいないんじゃないかな。
個人的には脚本が好きで
プレストンが葛藤しながらも少しずつ感情を取り戻そうとする過程を中弛みするくらいじっくりと描いていく。当然見てる俺自身も「なんじゃこの映画」とストレスが溜まってくるわけだけど、許せるギリギリのところで
プレストン息子のイケメンアシスト(えっ何これ激アツやん)
↓
プレストン覚醒ブチギレ無双。(おっしゃいったれ!!)
↓
え、お前そんな簡単に死ぬん?いや、お前が戦うんかーい(熱さと笑いでカオス状態)
↓
なんかめっちゃスタイリッシュ(かっけー)
と言った感じでそれまでのストレスを一気に快楽に昇華させるクライマックスが最高にツボ。
本当ガン=カタばっかり言われてる映画だけど、それだけじゃない。B級はB級なんだけどもB級なりにきっちり熱くさせてくれるストーリーも個人的には推したい、そんな作品。
均衡に対する反逆-リベリオン-
日本国内の極々極々極一部に超熱ゥ〜いブームを巻き起こした、SFガンアクションバトル・エンターテイメント。
世界的文学となったディストピア小説、ジョージ・オーウェルの『一九八四年』をモデルにした世界観で、ガン=カタという戦闘スキルで戦うクラリック(聖職者)たちの物語。
【ストーリー】
第一級クラリックのジョン・ブレストンは、感情を掻き立てる物すべてを取り締まる犯罪捜査官。
人々を感激させる芸術を焼き、それらを収集して政府にあだなす者たちを、次々とガン=カタで撃ちたおす。
しかし長年バディを組んでいたバートリッジが、彼ら感情犯罪者に同調する証拠を発見、その場で射殺する。
バートリッジが読んでいたのは、イェーツの詩集。
プレストンは証拠となるその本を、どうしてかポケットに入れたままにしてしまう。
バートリッジの妻メアリーを尋問すると、彼女もやはり感情犯罪者だった。
悩んだ末にプレストンは精神安定剤の服用をやめてしまう。
新たな相棒ブラントは、次々感情犯罪者を検挙するプレストンこそ、感情を理解する者なのではないかと疑いを隠さない。
感情を取り戻したプレストンは、ある現場で仔犬を拾う。
庇護の気持ちが湧くが、ペットを飼うことは違法である。
それをパトロール隊に知られた時、プレストンは大きな決断を迫られた。
武器を捨てて逮捕され、ビッグブラザーに恭順するか——それとも戦うか。
原題はエクリブリウム・調和や均衡という意味。
邦題はリベリオン-反逆者-。
どう考えても後者の方が内容が分かりやすく、優れていると思います。
過去に戻って、リベリオンのタイトルで全米公開し直したい。いやまじで。
ストーリーは単純、世界観はひらすら暗く閉塞的、アメリカ本国では評価も興行成績も散々(総制作費の半分しか回収できなかったという…)でしたが、その後いろいろなアクション映画に影響を与え、今なおカルトな人気作です。
というかもう、ガン=カタを生み出しただけで☆五つ献上します。
全員ぶったおしたあとの、クリスチャン・ベールがパッキーンとキメのポーズを作るドヤぶりをご覧あれ。
小さくまん丸にまとまった作品より、アクション映画はこんなトンガリ方をした方が絶対に魅力的でしょう。
厨二設定をいい感じに調理した映画
第三次世界大戦、感情抑制、ディストピア、統計学に基づく戦闘術「ガン=カタ」というあらゆる厨二要素をいい感じに調理した映画がこれ。
正直、感情抑制してるのにみんな怒りすぎじゃね?とか
警備ザルじゃね?とか
愛情とかないのに、結婚とかわけわかんなくね?とか
ツッコミどころ満載だけど、そーゆー映画なの!
マトリックスは結構話混み合ってて分かりにくいけど、リベリオンはわかりやすいし
そしてなんといってもガン=カタでしょ
まず名前がヤバい
そして無駄のない無駄な動きが素晴らしい。
私事ですが、プレミアがついてるBlu-rayをついに手に入れました。
ありがとうございました。
設定が・・・
まぁ、よく有る「近未来・管理社会へのレジスタンス」モノ。
本作の売りはアクションであろう(多分)から、設定はザルで良いのかもしれないが、あまりにも世界観に関わる部分がスカスカなので見ていて冷めてしまう。
薬物投与によって感情を消されている社会。娯楽・芸術やらペットまでもご禁制。
うーん、何を楽しみに生きているんだろう?コントロールされた偽の感情でも良いから、市民の「生活の楽しみ」が描かれていれば違ったんだろうなぁ。そのくせ、管理側の出世欲とかは有りw
管理社会なのに、それを抑制する薬物投与は自分での銃型注射器にまかされている。普通、産まれた時に、何かを埋め込むとか、首輪などで強制的に投与されるよなぁ。注射しないでもバレないザル。管理社会の割には監視カメラはほぼ無い模様で、感情に目覚めた主人公が割りとやりたい放題。
感情抑制されているのに「家族」と言う仕組みは残っているし、主人公には子供も居る。妻は感情に目覚めて処分されたけど、性欲とかどうなってんだろう?
売りであろうアクションも・・・・・うん、これの数年前に大ヒットしたアレをそのまま持って来たよね。・・・・自動小銃の部隊に囲まれた主人公が無傷とか流石に無理過ぎ。
色々なモノの二番煎じすぎて見ているのキツい。
薬物洗脳社会
焚書や薬物投与、魔女狩りもどきの火炙りの刑と人類史の汚点をよくも並べてくれました、それにしてもファーザーと言うヒットラーもどきの独裁者、恒久平和実現と言う目標とやってる手段が余りにも真逆すぎて本心もろバレでしょう。人類滅亡の危機まで経験して何も学ばない未来の人々のこの有様、世界観はフィクションにしても残念過ぎますね。
見どころはマトリックスもどきのアクションシーンなのでしょう、何故か主人公に当たらない銃弾、監督は弾道計算して死角を見つける早わざを編み出したのさと自画自賛、自動小銃の部隊が拳銃で倒されるリアリティの無さは漫画並です、自己陶酔した決めのポーズはもはや歌舞伎芸、挙句には銃では飽き足らず日本刀まで持ち出して形を決めるこだわり、カート・ウィマー監督のオタクぶりが炸裂でした。
「ガンカタ」が思いの外・・。
世界観、設定に、衣装を含めたキャラクタービジュアル、全体に、マトリックス的な雰囲気が色濃く漂ってますね。
この作品の見どころである「ガンカタ」ですが、思っていたよりもカッコよくなかったです(笑) 体の体幹は動かさず手足や拳銃のみを動かして、360度攻撃をするスタイル。スタイリッシュであるものの、なんか見ていて盛り上がらなかった。360度銃撃のシーンは、昔の腕だけ動くフィギュアみたいに見えました(笑) なんかアクションスタイルもマトリ、、これ以上は止めておきましょう(笑)
ストーリーは、プレストンが感情を取り戻していくプロセスが時間をかけて表現されていて、彼に感情移入できた。トランクに犬を乗せるときの笑顔なんかよかったですね。その後、レジスタンスと合流して、組織の中で暗躍する展開は良かった。最後の実はロビーもプロムジアを打ってなかったシーンはなかなかシビれましたね!けれど、いざラスボスのデュポンとの戦いに入ると、なんともあっさり終了・・。もっと盛り上がる展開だったら、全体的にはいいストーリーだったのに。。
個人的に違和感を感じたのは、ブラントが喜怒哀楽の感情をバリバリ表に出してたこと。あと、デュポンも一度激昂してましたよね?うーん、設定と矛盾してるような・・。
あと、個人的な興味としては、この感情のない世界がスタートした時に、人々はなぜそれを受け入れられたのか。自分の普通の感覚だと、到底受け入れられないことだから気になった。
The disease of human emotion. 「ガン・カタ」アクションで有名なディストピア系SF.
ガン・カタ・・・絶対日本側で勝手に名付けたって思ってたのですが、実際の英語のセリフでも「ガン・カタ」って言ってたのでビックリしました。本当にガン・カタって呼んでいたのね。というわけで見所はもちろんスタイリッシュなガン・カタ・アクションです。
世界観はよくあるディストピア物で支配者層が民衆の感情をコントロールするために薬を使ってます。思想のコントロールは現実社会でも良く行われていますが、感情までコントロールしようとするのは一歩進んだカンジですね。そして支配者層は自分達は薬を使わないってのも現実社会でもよくある話です。でも民衆に感情がなくなれば支配はしやすいだろうなーっと思いました。その分発展も無さそうですけどね。
全体的に明らかにナチスを意識した世界観作りです。感情を持っただけで火炙りの系になってしまうのは中世の「魔女裁判」からでしょうか?黒と白を基調にした画面作りは陰鬱な世界を良く表現しています。
まだ「バットマン」前のクリスチャン・ベールが無敵の主人公を上手く演じています。薬を使わなくなって、感情を取り戻していく姿をちゃんと説得力を持って演じれる力量はさすがですね。敵をバンバン倒していくシーンはちょっと無双過ぎる気もしますが、無条件にカッコ良いです。ショーン・ビーンさんはすぐに退場してしまいますが、印象に残るキャラクターで登場します。
しかし、先日観た「リーサル・ウェポン3」でもそうだったのですが、「人は殺せるけど犬は殺せない」っというのはアメリカでは共通認識なのでしょうか?人を殺す事より犬を殺す方がアメリカでは罪が重いんですかね?気になる所です。
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