アナライズ・ユーのレビュー・感想・評価
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今度はウエストサイド
収監中の主人公(ロバート・デ・ニーロ)を、FBIの都合で引き受けることになった精神科医(ビリー・クリスタル)、マフィアの抗争に巻き込まれれ・・・というよりも中心的な存在になり、ドンパチにも参加してしまう。
詐病でウエストサイドの歌を歌う二人がおかしい。
『アナライズ・ミー』の続編。二匹目のどじょうもいた?
2002年公開のアメリカ映画(日本公開は2003年)。
監督は2作目もハロルド・ライミス。
キャストも、敵役以外は1作目『アナライズ・ミー』とほとんど同じ。
そういうところは、大切だ(笑)。
マフィアのボス、ポール・ヴィッティにロバート・デ・ニーロ。
分析医ベン・ソベルにビリー・クリスタル。
二人のバディ感もより強まり、作品全体に娯楽色を付けやすくなっている。
◆服役中のヴィッティが『ウェスト・サイド・ストーリー』の曲を歌い踊るほか、ラストも同作の挿入歌でしめくくる。
◆ヤンキースのトーリ監督も本人役で出演。
◆マフィアから足を洗おうとするヴィッティが、アウディのカーセールスなど堅気の仕事に挑戦。
1作目の『アナライズ・ミー』とは、異なる設定で楽しませてくれるので、1作目を見てなくても大丈夫。
『アナライズ・ミー』では、デ・ニーロの性格演技が重要だったが、本作は、純粋にストーリー展開で楽しませてくれる。
ちょっとおバカなマフィアたちが、『タイムボカンシリーズ』のドロンジョたちを思い出させる。
面白いなあ、で終われる映画はとても貴重。
ゆえに☆3.5。
笑いのツボが違いすぎます。
刑務所から仮出所したマフィアのボスと、また彼に係ることとなった精神科医のドタバタを描く物語。
「アナライズ・ミー」が高評価から製作された続編作品。
でも、私的評価は、前作から大きく下げた作品です。
何が嫌か・・・と言われれば、マフィアのあくどさがそのまま描かれていて、まったく笑えないこと。
前作のレビューでも書きましたが、ロバート・デ・ニーロの迫力が、悪い意味で強すぎます。
更生する為の職場、撮影現場での彼の言動。それに対して不愉快に感じ困惑する人々を観て、私は笑うことが出来ません。
前作では、まだ精神科医家族だけのドタバタでしたから許容出来たのですが、本作では無理でした。
ただ、ラストの展開のアイデアはとても良かったと思います。願わくば、もう少し終盤はしっかりと描いて欲しかった。それなら、もっと驚きとカタルシスを得られたと思い、その点も残念に感じました。
中盤(私が不愉快に感じた部分)を端折って、ラストの展開を厚くした方が良かったように思います。
私的評価は、厳しめです。
小ネタで勝負
前作よりは小ネタで勝負しているような感じがした。最初の仮出所するまでのコンビは最高だったのですが、外に出てからはいきなりテンションが下がります。それでも『ウエストサイド・ストーリー』ネタは最高でした。やはりデ・ニーロは最高!
ウエストサイド物語をデ・ニーロが歌い踊る
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
前作「アナライズ・ミー」をかなり前に観て以来の鑑賞で、その時の結末がどうなっていたのかをあまり覚えていなかった。どうやらデ・ニーロは現在は服役しているらしい。だがマフィアの親玉とその精神科医という二人の関係さえわかっていれば、物語の把握にそれほど苦労はしない。
マフィア役を何度もやってきたデ・ニーロが、ここでは同じマフィアでもずいぶんと落差のある滑稽な役回りをする。刑務所で「ウエストサイド物語」を歌い踊ったり、車販売店で接客をしたり、似合わな過ぎるその姿が笑える。それにまたまた利用され巻き込まれて振り回される精神科医と、やっぱりマフィアな振る舞いのデ・ニーロとの落差が面白い。全編にわたり黒い笑いがある。そして人知れず悪巧みを準備して突然出てくる犯罪計画には驚いたが、それも喜劇らしくすっきりとまとめていた。
デニーロはまり役
収監明けの元マフィアのボスと精神分析医
の凸凹友情物語、第2弾。
前作はかなり昔にみた記憶がある程度。
でも、この作品だけ見てもかなり、面白い。
イタリア系デニーロがマフィアのボスって
はまり役、また、精神分析医ながら
情緒不安定なビリー・クリスタルも
皆を見事なドジっぷりで引っ掻き回す。
この相乗効果が見事。
ストーリーも中弛みせず、笑いを
散りばめながら最後まで楽しめた。
オチも納得、序盤からコメディらしからぬ
マフィアならではの殺人シーンもあるけど
これもまた違った意味でアクセントに
なっています。
面白い作品なのでもっと
続編作ってほしいなあ。
原題と邦題は微妙に違うけど
今回は邦題の方がマッチしています。
次はアナライズエブリボディなんて
どうでしょうね。
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