「フェイクニュースに翻弄されるという現代通底のテーマ」この三人 sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
フェイクニュースに翻弄されるという現代通底のテーマ
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裁判以降が少々ゴタゴタしてしまった。ヘイズコードの制約で同性愛は描けず、男女三角関係を脚本にうまく落とし込めなかったと思われる。
メアリーの嘘から端を発したとはいえ、マーサがジョーに初めから気があったのは事実で、それを自らカレンにも告白してしまっている。
不義の有無とは関係なく、恋人と親友の間で、カレンの心が離れてしまったように見える。
ラスト マーサの「ジョーを追いかけなさい」と言う伝言ひとことだけで、カレンが吹っ切れて幸せを掴むというのは無理があるし、釈然としない。
やはりワイラーが後にセルフリメイク「噂の二人」を作ったのは、必然だったのだろう。
マール・オベロンは独特の魅力があり、時に厳しいが、明るく利発な先生という感じがうまく出ていた。
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