グレースと公爵
劇場公開日:2002年12月21日
解説
フランス革命の動乱に揺れるパリを描いた歴史劇。監督は「恋の秋」のエリック・ロメール。出演は「フォロウィング」のルーシー・ラッセル、「私家版」のジャン=クロード・ドレフュス、「恋の秋」のアラン・リボル、マリー・リヴィエール、「冬物語」のシャルロット・ヴェリー、ロゼットほか。2001年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(永年功労賞)受賞。
2001年製作/129分/フランス
原題または英題:L'anglaise & Le duc
配給:プレノンアッシュ
劇場公開日:2002年12月21日
ストーリー
革命の嵐吹き荒れるパリ。グレース・エリオット(ルーシー・ラッセル)は英国人でありながら、国王ルイ16世を敬愛。従弟のルイとは犬猿の仲であり、革命派に傾いたオルレアン公爵(ジャン・クロード・ドレフュス)は、イギリス使節から帰国のあと、グレースと再会。1792年、民衆はルイ16世の王権停止を求めて蜂起。国王一家は投獄。グレースは暴動の続くパリの街を縫って、別邸へと避難する。まもなく民衆による反革命分子の大虐殺が始まり、グレースはパリに戻ってくる。彼女は、逃亡者がオルレアン公爵の政敵シャンスネ侯爵(レオナール・コビアン)と承知の上で、自宅にかくまう。オルレアン公爵は嫌悪感を抱きながらも、シャンスネ侯爵をイギリスに逃がす。翌年1月、ルイ16世処刑。グレースは、オルレアン公爵が処刑賛成に票を入れたことを嘆き悲しんだ。その後、ロベスピエール(フランソワ・マリー・バニエ)を中心としたジャコバン派が台頭、グレースは審判を受けるが、皮肉にもロベスピエールの一言によって釈放される。ここで偶然再会したオルレアン公爵は、やがて革命広場で断頭台の露と消えるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- エリック・ロメール
- 脚本
- グレース・エリオット
- エリック・ロメール
- 製作総指揮
- フランソワ・イベルネル
- ロメイン・ル・グラン
- レオナルド・グロウィンスキー
- 製作
- フランソワーズ・エチュガレー
- 撮影
- ディアーヌ・バラティエ
- 美術
- アントワーヌ・フォンテーヌ
- 編集
- メアリー・スティーブン
- 衣装デザイン
- ナタリー・シェネイ
- 字幕
- 寺尾次郎
-
The Lady Grace Elliottルーシー・ラッセル
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Philippe the Duke of Orleansジャン=クロード・ドレフュス
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Dumouriezフランソワ・マルトゥーレ
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Champcenetzレオナール・コビアン
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Nanonキャロリーヌ・モラン
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Duc de Bironアラン・リボル
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Madam Meylerエレナ・デュビエル
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Section Miromesnil Officerローラン・ル・ドワイエン
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Section Miromesnil Presidentジョルジュ・ブノア
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Section Miromesnil Aideセルジュ・ウォルフスペルジェ
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Justin the Doormanダニエル・タラール
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Pulcherie the Cookシャルロット・ベリ
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Fanchetteロゼット
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Madame Laurentマリー・リビエール
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Chabotミシェル・ドゥミエール
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Vergniaudセルジュ・レンコ
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Guadetクリスチャン・アメリ
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Osselinエリック・ビラール
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Robespierreフランソワ・マリー・バニエ