片腕ドラゴンのレビュー・感想・評価
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シャオユーの父から教わった方法で最強の左腕を作り上げたティエンロンは 最強の武道家たちに再度挑む。 いろんな突っ込みどころがある映画だが、 まあまあ楽しく見られると思う。
動画配信で映画「片腕ドラゴン」を見た。
1972年製作/香港
原題:One-Armed Boxer、獨臂拳王
配給:東和
劇場公開日:1974年2月8日
上映時間:93分
鄒文懐(レイモンド・チョウ)制作、監督
主演は王羽(ジミー・ウォング)。
上海生まれ。
国籍は中華民国。
2022年4月に台北市で亡くなっている。
79歳。
実生活でのトラブルが少なくなく、
暴力事件や香港黒社会との関係が取り沙汰され
スターとしての人気が低迷。
活動の拠点を台湾へと移す。
後にジャッキーとローウェイとの契約問題の間を
黒社会との人脈を生かして両者の取り持ちを買って出るなど、
ジャッキーも彼には頭が上がらない存在として影響力は健在だった。
日本では『燃えよドラゴン』(1973)公開直後の
ドラゴン・ブームの最初の作品。
1974年に日本公開され、
2億5千万円の配給収入をあげた。
ドラゴン・ブームに公開された40数本のカンフー映画の中で
ブルース・リー作品以外では
最大の興収をあげた。
続編は『片腕カンフー対空とぶギロチン』('76)。
街で無法を繰り返す者たちをこらしめたティエンロン。
相手方はアジア各地から最強の武道家を集めた。
日本からは二谷、 長谷川、高橋、坂田らの柔道家、空手家。
タイやインドやチベットからも召集された。
二谷との戦いで右腕を失くしたティエンロン。
偶然通りかかったシャオユー父娘に助けられる。
シャオユーの父から教わった方法で最強の左腕を作り上げたティエンロンは
最強の武道家たちに再度挑む。
いろんな突っ込みどころがある映画だが、
まあまあ楽しく見られると思う。
唐突に終劇になるのも面白い。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
片腕の戦士No.2‼️
映画史上2番目に片腕キャラが似合う男、ジミー・ウォング‼️片腕ドラゴン‼️ちなみに1番は大河内伝次郎の丹下左膳‼️とにかく「燃えよドラゴン」と並んで世界中にカンフーブームを巻き起こした愛すべきカンフー映画‼️チープで荒唐無稽でちょっぴりリアル‼️まずストーリー‼️とある町に2つのカンフー道場があり、一方が非道の限りを尽くし、もう一方の門弟たちを皆殺し、生き残った主人公が片腕となりながらも、修行の末、勝利を収める‼️これは日本の任侠映画によくあるパターンですね‼️そして敵側が雇う用心棒たちのキャラ‼️黒塗りが笑えるヨガの達人‼️戦闘前に変な祈りをするムエタイ兄弟‼️怪しげな柔道家‼️いかにもな付け髭が笑えるラマ僧‼️牙を生やしてドラキュラみたいな沖縄空手の達人‼️このワケわからん敵キャラと死闘を繰り広げる片腕ドラゴン‼️たくさんの焼き石を突き、腕の全神経を切断、また繋ぎ直して最強の片腕へ‼️人間の体はそんな都合良くいきません‼️指一本で逆立ちし、ピョンピョン飛び跳ねたり、倒されてもすぐ直立不動で立ち上がるのが笑えるし、肝心のカンフーアクションもブルース・リーやジャッキーのアクションを見慣れている我々としてはあんまり凄さを感じないんだけれども、実はフィルムの回転速度を上げてスピードを出していたジャッキー映画に比べたら、ある意味リアルなのかも‼️修行を支えてくれた医者の娘とのエピソードを静止画で描いたり‼️映像センスが良いのか、ただ単に予算がなかったのか⁉️とにかく何も考えずに笑って楽しむ映画‼️ラストの決闘で目を潰された主人公‼️続編では丹下左膳と同じく隻眼隻手となるのかと期待したが、フツーに直ってたみたいで残念‼️
深い事考えずに観てると結構面白い
ゴールデンハーベストのオープニングが最高。やっぱりこれですよね。
まず音楽が格好良いです。功夫だけでなく、後の色んなヴァイオレンス映画の音楽ルーツがここにあるように感じました。
そしてやはりタランティーノすっごい好きそう。
物語云々は置いといて、まず気になったのが主人公。
天津木村にそっくりなんですよ。
もう、それが最後まで気になって気になって…。
あとムエタイがひどすぎる…そもそも使っている術理が完全に中武。
テコンドーは更にひどく、もう道着が日本のそれ。
それと巨体術にはたまげましたね。
あと倒れた後の起き上がり方がすごくて、もう人ではないんですよ。
インドの逆立ち技もまた強烈です。
このようにキャラが皆立っており、インパクトはすごいです。
それと作りがすっごい雑で、生き延びてからのダイジェスト感がものすごい。
とか思ってたら、あまりにも突然の終撃。
これは驚きましたね。
このようにツッコミどころは満載です。
しかしながら、深い事考えずに観てると結構面白いんですよ。
ちょっと興味があるなら観てみる価値はありますよ。
腹を括って観ましょう
ジミー・ウォングのカルトカンフー映画。
タランティーノやウォシャウスキー兄弟といった映画オタクが好きなのは、極端にデフォルメされたバイオレンス描写や異種格闘技を先取りした荒唐無稽な展開が魅力。
元々カンフーは苦手(失礼)なジミーさんなので、
カンフーファンは評価の分かれるところですね。
ファンキーなテーマはアイザック・ヘイズの「黒いジャガー」(Shaft)。平気で使うのも、この時代の香港映画ならでは。ツッコミながら観るのが正解。
絶妙な世界観。叩きの刑は3回!痛み分けといこう。
内容は中国🇨🇳内で起こる事件で、町の規範に武術が根幹にある設定の貴種流離譚的なカンフー映画。好きな言葉は、『野郎ども!やっつけろーっ!』からの『このままで済むと思うなよ!』お決まりの文句を久々に耳にして嬉しくなってしまいました。復讐に燃え世界各地の武術家を集めるが全てカンフーに見えるのが面白い。異国の文化をイメージや記号として捉えた作品は、1965年の作品『素晴らしきヒコーキ野郎』を思い出されます。異国の人々が大西洋を横断する話。特に石原裕次郎がタコに乗って登場する所は笑えます。この頃は異国文化が理解し始められた頃だったんだなぁと感心しました。好きなシーンでは、突然屋根を破って登場するラマ僧もいい感じです。とにかくカンフーを見せたい!ふざけた芝居を真剣にしている事が笑いを誘います。世界各地の武術家の先生を前に我が社は阿片を商売にしておりますとの堂々たる発言はタブーを感じさせない簡潔感が面白い。最初は怪我で騒いでたのに徐々に過激になり血を血で🩸洗う抗争に!『リー先生!タンが殺されました!』との発言は、えっ?!いきなりっ?!手刀で?!ブッチャー?!驚きました。丁度真ん中辺りの主人公が片腕を落とされるシーンもいきなり事故感が凄かったです。その後の回復❤️🩹からの修行編も早回しでカンフー以外は切り落とす潔さが素晴らしい。蹴る殴るがメインテーマは、2022年現在では考えられない時代性が良い。関羽雲長の関流カンフー道場だけに青龍等が少しでも出てきた所は嬉しかったなあ。物語のテーマの一つ片腕が無くなるのは、主人公の右腕で終始伏線として右腕の怪我や右腕からのアングルを重視してる撮り方は素晴らしい。面白い映画は内容無くてもいいと思うのでツッコミ所が満載で出来レース感が何とも懐かしくて潔よく見ていて胸打たれる素晴らしい映画です。
後の映画界に多大な影響を与えた(らしい)コンセプト勝ち荒唐無稽等身大アクション映画
とりあえず海外の武芸者たち、おまえら全員中国人だろうw 初見でヴァレヴァレだよw
特にインド人!おまえのメイクはどこからどう見てもトム・サヴィーニに多大な影響を与えているだろうw
ワイヤーアクション全盛の近代アクション映画ばかり観てしまったので、今日の眼で観ると(いや、多分当時の眼的にもw)かなり厳しすぎる作品(笑)
等身大なのよ。ブルース・リーのような技のキレが観られる訳でもなく。ジャッキーのような阿吽の呼吸の小気味よい技の応酬が観られる訳でもなく。
これなら自分でも作中に飛び込んで、柔術家大先生wやヨガの大先生w相手にそこそこ戦う芝居できるんじゃね?
とか思っちゃうの。
戦えねーよ!あんな愉快な連中とはw
そうそう、この映画、敵キャラ軍団と言い、ストーリーといい、設定といい、演出といい、この作品何から何まで荒唐無稽で愉快なの。
なのに、ただただひたすらに真面目な(?)等身大な演技とアクション。
大学生の映画サークルが作った作品かと見まごうばかりの素人っぽさ全開。
庵野秀明“総監督・主演?”の『帰ってきたウルトラマン』みたいな?(“企画・脚本”のシンじゃない方のやつね・笑)
いや、確認のためにYouTubeで『帰ってきたウルトラマン』観たら、こっちの方が頑張ってるんじゃね?
だが、そこがいい。
荒唐無稽?お笑いかって?冗談じゃありません!現状でシリアス路線を100%出し切っています!
お話の大筋は真面目も真面目の大真面目ときたもんだね!これが!
どこぞの「あとしまつするとかしないとか」言ってた映画みたいにシリアスな設定を、うすら寒いお笑いでお茶濁してた某作とは違うのだよ!某作とは!
まぁ、制作年月が違い過ぎるのですが。“おおらかさ”が許されていた大昔の映画なのですが。
なのに、本作は今日に至っても色褪せない不思議な魅力があるの!
荒唐無稽なコンセプト勝ち?そうだ!それだよ!この映画の醍醐味はそれだ!自分で書いていて“荒唐無稽” “コンセプト勝ち”この文句で膝を打ったのな!
かのタランティーノに多大な影響を与えた(プライムビデオの解説より)らしいとかw
言われてみると「そんな気」も…(自分、かの『KILL BILL』とかも観ていないし…)コンセプトがよけりゃいいんだよ、細けぇこたぁ。
して!悪の軍団メンバーは、等身大じゃない個性的すぎて濃すぎるキャラ満開なのねw
ここがこの映画の最大の見どころ!まさに荒唐無稽とはこのこと。
ツボだったのは、やはりヨガの大先生wことインド人と、柔術家大先生の眉毛wと、ラマ僧侶大先生の髭w
次代背景を慮っても「そこのメイクもうちょっと頑張ってよ…」って言いたくなっちゃうの。
でよ…ヨガって拳法だったっけ?だからヨガでどうやって戦うねん!(これが見事なまでの秘儀で戦える訳ですが・笑)
ラマ僧?なんだそれ?人体に666カ所ある急所を消す?なんだその急所の数w 人体無能すぎじゃねw
映画ではBGMに乗って華麗に(???)踊っていたムエタイの大先生コンビ!リアルな戦いの場だと無音で踊ってるって、めっちゃシュールな絵じゃんw
いいんだよ、面白けりゃ、細けぇこたぁ。
沖縄空手の二人組&日本柔術の大先生&踊るテコンドーの達人コンビ&なんでかチベットのラマ僧(笑)&やっぱりインドヨガの大先生にと、これまさに闇鍋じゃね?といった風情。
豚肉とゴーヤを具材に、和風出汁ベースで味付けして、唐辛子ブチ込んで、羊バターでまろみをつけて、ライム絞ってパクチー散らして、トドメにコリアンダーだとかターメリックだかで強引に仕上げてみましたー!的な?
自分で書いておきながらめっちゃ不味そうだよ!クッキングパパだってこんなゲテモノ作らないよ!
さあwさあw毎度のことながら書きたいことが山ほどありすぎて収集つかなくなってきたよ…
どこからどうツッコんでいいのかもうわからんよw
(もう十分ツッコんでるんですが。まだまだツッコミ足りないんですが・笑)
こんな映画(こんなの言いざまじゃ、まるで喧嘩売るようなもんで)のレビュー書くんじゃなかったよw
なので軌道修正。
ドラマパートの感想書きますね。
いちいち口から血ぃ吐きすぎw片腕叩き切られた時はあんまり出血しなかったのにね。
一敗地に塗れた主人公が過酷な試練に耐え抜いて奇跡の復活&悪の宿敵へ逆襲に出るとか、これはもう男の子の血が騒がないはずないでしょうよ!
なのに、日本刀を鍛え打つが如く、片腕を焼き入れするw以外は技磨く試練のエピソードがまるっきり抜け落ちてるのな!
なんであんな急に強くなったし!あの“伝説の”起き上がりこぶしみたいな技、どうやって身に付けたしw
私がプライムで観たバージョンだからそうだったの?女の子が襲われるカットも、その後の展開まるっきり描かれていなかったし。何事もなく、しれっとそのままお話し続いてたし。
ラストの戦いはさすがに、そこそこの見ごたえありました。そこそこの…見え見えのトランポリンアクションだとかwやっぱり愉快すぎる技で戦うヨガの大先生だとかw
そして、やっぱり血ぃ吐くのねw
片腕にした大先生を意趣返しで片腕にしちまうとか、「やったぁ!」でしたね!
して、悪の軍団を全滅させて終わるわけですが、そこはやっぱり香港のカンフー映画。
戦い済んだら、とっとと終わるのね。“終劇(THE END)”ってw
この潔さ、本当に好きなの。
「余韻?エピローグ?クソくらえ!」ですよ!
ドラマパートについては、正直あまり書くことないのね。
カンフー映画の常として。
調子ぶっこいた主人公惨敗→復讐と正義を果たすべく猛特訓→宿敵と再戦→身に付けた必殺技で勝つ→あっさりと終劇
この一連のテンプレなんだもの。
これ以上書くことないよ…
私、こんな映画(こんなの言いざまじゃ、まr…)でここまでの長文書けるってある意味才能?
調子に乗りゃがって、ええ加減にせえよ自分!ゼニになりもせん駄文書きやがって!
格闘シーン多めで凄かった
・始まってすぐに町の反社会的な集団に絡まれる市民をユーチェンルンらが助けようと格闘が始まり、そこからほぼずっと格闘で驚いた。
・警察がいない世界なんだろうなと思うほど、人が死にまくって驚いた。
・道場で弟子として稽古している人たちがレンガを作ったり染色をして収入を得ていることが生活感があって面白かった。
・時代と予算の中での創意工夫の跡が凄かった。窓の外の風景が書割で、突き破った壁は薄そうだったり、片腕を失ったユーチェンルンの失った側の腕のある感じ、気功か何かの力で身体を増幅させる術だったり特撮感が凄かった。
・人間はあんなに簡単に死ぬだろうかと思うほど格闘でばっさばっさ死んでいって驚いた。
・敵対組織の集めた格闘家の数が多いのと皆特徴的なのがとても良かった。どうやって倒すんだろうと思っていたら片腕を切られて、30年ものの薬草と手を焼くという方法で残った腕と全身を強化して全員を倒していくというのが斬新だった。ラストは仮面ライダーみたいだったのと、カンフー映画らしい終わりだった。
笑えるカンフー映画!
小さなレンガ工場と染色工場を経営するハンは正徳武館という中国拳法の道場を開いていて、同じ町にアヘンや売春にも手を出している鉄鉤門という悪徳道場があった。正徳武館のハンは人望も厚く人格者として知られていたが、愛弟子のティエンロンが料理店で鉄鉤門ザオの愛弟子マーと対決する。さらに敗れたマーは裏山で弟子たちと一戦を交えることになり、ザオは怒りに燃え、正徳武館へと殴り込みに行くのだった・・・
手鉤を武器として戦う悪徳拳法。しかし、まともな中国拳法に適わないとさとり、外国から暗殺者クラスの要人を雇うことになったのだ。その敵武闘家キャラ、沖縄空手の達人・二谷とその弟子、柔道の高橋、テコンドーのキム、ムエタイの二人、チベットからはラマ僧、インドからヨガの達人を呼んだのだ(ヨガって何だよ!)。再度殴り込みのとき、二谷に右腕を切り落とされてしまったティエンロン。からくも脱出し、医師の親子に助けられるのだった・・・
もう片腕となった主人公ティエンロンの動きが毎回笑えるほど面白い。倒れても、床がトランポリンになってるかのように直立で立ち上がる姿。さすがに最終決闘は地獄谷なので変な動きはないのだが、指一本で逆立ちしてピョンピョン歩く光景は驚きだ!
修行中のエピソードも笑えるのですが、中でも残った腕の全神経を切断し、一か月間秘薬である酒に腕を浸せば新たな神経が生えてきて、鋼鉄の拳になるのだとか・・・。指一本の逆立ちもこのおかげだったんだな。まぁ、腕を切られたときは痛さを感じたけど、わずか半年の修行で超人となってしまったのね。アイデアの勝利!(笑)
いろんな意味で面白い!
まずこの映画を簡単に説明すると、正義の道場と悪の道場の喧嘩が段々ヒートアップして悪の道場は変人武術連合を雇い主人公の腕を切り落とす。主人公は片腕拳を習得して変人武術連合に挑む。
とにかく、敵のキャラがすごい!
沖縄空手の二谷太郎さん
二谷太郎の弟子 坂田さん長谷川さん
柔道の高橋さん
テコンドーなのに蹴らないキムさん
逆立ちヨガの先生
体の固そうなムエタイ兄弟
怒ると膨らむラマ僧
など、色々と観ていて楽しい!
凄く面白い映画(別な意味で…)
子供の頃カンフー映画に夢中だったが、
こんなトンデモ映画があったとは....
とにかく文章で事細かに書くより、観た方がその凄さに驚くと思う。
音楽はファンキーでgood❗️(映画のデキに比べ…)
片腕の男がハンディキャップを乗り越え仇を打つ…みたいな志の高い映画ではなく、ただバイオレンスとスプラッタの絨毯爆撃❗️(しかも安っぽい。)
金をかけたCGよりも妙なカット割、やる気の無い演技、安い特殊効果でも、これだけ記憶に残る映画もなかなか無い。
特に主人公が片腕を失うシーン。
昔正月に観た「かくし芸大会」の中国語劇を思い出す。
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