チェンジング・レーンのレビュー・感想・評価

もっと広く、大局的な視野を持つように心がけると、思わぬ展開があるかも知れないのですね。
それこそ「人生がいっぺんに変わってしまう」ような。本作のギャビン（ベン・アフレック）とドイル（サミュエル・Ｌ・ジャクソン）とのように。
肩に入ったチカラを抜いて、奥歯の噛み締めを解くことは、実は困って思い入れている時こそ、大切なのでしょう。
そういう意味では、面白い映画でした。評論子には。

最悪の出会いかと思いきや。。。
先の読めないめまぐるしい展開が、なかなか面白かったです。

■好きなところ
許し合う２人
うまく引っ張る展開
ーファイルがなくなりそうでやきもき
ベンアフレックのダメ男ぶり
ーへなちょこな見栄っ張りがうまい

■嫌いなところ
サミュエルの服装がきっちりしすぎている
ーダメだった男を演じるならもう少し破綻した
　色使いをしたほうが

めちゃめちゃ面白い。ちょっとした車同士の接触事故で運転していた二人の男の歯車が狂って行く。片方では無く、お互いがどんどん窮地に追い込まれて行く緊迫した展開が続く。実に良い映画である。

大人向けにちょっと表面汚してあるけど、中身はディズニー映画な感じ。
いや、いいエンディングだけど、なんだか最後で深みがなくなっちゃった感じ。

なんて日だ！

接触事故を起こした若手ケツアゴ弁護士、ベンアフ。
正規の手続きを踏んでいたら担当する裁判に間に合わないため、事故相手にぞんざいな態度をとるも、裁判に必要なファイルを事故現場に落としてしまった。

事故られたほうのサミュエルさんは、これまた親権裁判に間に合わず、話し合いをすることすらできなかった。
苛立って、ケツアゴが落としていったファイルをゴミ箱に捨ててしまう。

そんな朝の出来事から始まる、やられたらやり返す二人。やり返し方がすべて非人道的or犯罪っていうのはおいといて、、、
どちらも「善人」とは言い切れない部分があるのがリアル。
描かれるのは二人の１日の出来事なので、まるで『24』のような感じ。スピード感や緩急はそこまで強調されてませんが、短い尺なのでちょうどいい感じ。
ラストの午後ロード感が安心できる。イヤミスも嫌いじゃないけど、やっぱりほっこりしたところで通販のCM見たいじゃないですか。

あ、ケツアゴの同僚で不倫相手役をピーターになる前のトニコレが演じています(最近のトニコレはピーターにしか見えない)。

将来を約束された若手弁護士と家族との再起を願い翻弄する黒人男性が、車の接触事故から互いを憎しみあい、取り返しのつかない深みにはまって行く。
ベン・アフレックとサミュエル・ジャクソンとあって、取り留めのない内容でもかなり面白い出来。
一番描きたかったのは、ラ・ス・ト ( *^-ﾟ)/。

運転中の接触事故が始まりとなり織り成す様々なストーリー。加害者側のベン・アフレックと被害者側のサミュエル・L・ジャクソンがそれぞれの問題を抱えながらストーリーが進む。自己中で金持ち、完全にイヤな奴のエリート弁護士に対して離婚訴訟中の元アル中の貧乏な黒人中年。最初は単純な復讐のストーリーかと思ったが話が進むにつれ反省し善と悪に悩む弁護士と広い心に改心する善のストーリーとなっていくところで興味終了。後は惰性で鑑賞。オチも予定調和。

派手ではなく単調に進むので見るのが少し退屈だけど
意味のある映画でその意味がとてもこちらに伝わるので内容のある映画ではある
最後にベンアフレックがいい奴で良かった〜
ずっと嫌な奴だったらどうしようかと思った…

鯖はとても腐りさすいそうです。鮮魚の中では一番という話。

１日であそこまで腐ることになった二人。完全に腐りきる前に知人や同僚に下処理されて良かった。

これ以上腐らないで欲しいものです。

他にレビューもないようで、あまり知られていない映画なんでしょうか。見るの2回目です。見ているのを忘れていて、また借りていました。
いい映画なんですけどね。見て損はしないです。キャスティングもいいですし、脚本もいい。まとまりもあるので、一気に見れる。
ただまあ、トーンが地味なので、そこが万人受けしないところかもしれません。インパクトはありませんが、じわっと滲みる良さがある映画です。