「ユニークなキャストながら全体的に退屈な作品」ゴシップ(2000) 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
ユニークなキャストながら全体的に退屈な作品
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昨夜(2024/09/08)観ました。
『X-MEN』のサイクロップスと『GOT』のサーセイと『ウォーキングデッド』のダリル、まさかの共演ということで、鑑賞前はワクワクしていましたが、驚くほどに魅力を感じさせない展開+登場人物で、事前に聞いていた(ネガティヴな)前評判通りで、ある意味安心しました(笑)
広々とした開放的なロフトで暮らす3人組。家賃はどう収めているのかが気になるところですが、彼らはいわゆるジャーナリストの卵で、大学内外で日夜特ダネを探し求めています。
ネタが枯渇し、同大学の女性の過去を利用して特ダネを創り出そうとしますが…。みたいな話です。
前述の通り、主要キャラに魅力的な部分を感じず、ゴシップネタを求めてキャンパス内を奔走しますが、興味を唆られず感情移入できません。
90分の短い尺に関わらず、中盤頃までは冗長さを感じてしまいました。サスペンス色が濃くなってきた辺りから面白くなって来ましたが、相当スロースターターですね😅
クライマックスで、サイクロップスが過去を白状してから、今回の芝居に付き合った人達がサーセイの“殺害現場”に集いますが、「みんな暇人だなー」のひと言に尽きます(笑)大学の教授に至っては本当に[ただ来ただけ]みたいな感じで、顔を見せてサイクロップスが諦めたあと、さっさと大学に戻っていきました(今思うと『8マイル』のエミネムみたいでクールかも笑)。
2000年の映画とはいえ、タイムカプセルの様な趣のある雰囲気が魅力です。ストーリーはそっちのけで、セットや演技の表現方法などに注目するとより一層楽しめると思いますよ✨
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