うず潮のレビュー・感想・評価
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登場人物の異常さに引く
登場人物がどいつもこいつも異常過ぎる。
ヒロインの周りも異常だが、ヒロインも狂ってる。
フィクションの中にもリアリティにこだわる作品が大半なのに
この映画はロマンスドラマなのに、あり得ない程ハチャメチャ
落ち着いて観れるシーンがほとんどない。
ヒロインに逃げられた男が一番異常
ホテル内に押し入ってヒロインに暴行したり、不法侵入、拳銃で脅したりと始まって、カーチェイス、店での乱闘、空港での乱闘、空港滑翔路への侵入、やっといなくなったと思ったら、終盤で出てきて主人公の重傷を負わせた上、家は焼き討ち。
こんな事をしでかしとって、普通の映画なら最後に退治される悪役、なのに おとがめなし、執着していたヒロインともいつの間にか分かれて別の女に乗り換え。
数年後主人公を見かけると 親しそうに話しかけるって、どういう神経してるんだ。
・
ヒロインはというと、この憎まれ役(悪役)をいいタメを張って喧嘩する、
他者の迷惑を顧みず、勝手な事ばかり、居座る、盗む、かき乱す。
一番驚くのは、連れ戻されそうになった時に、ボートの底に斧で穴をあけて
沈没させること。 … 怖い。
それにしても当時はこういうのを観て楽しめてたなんて、今とは映画との付き合い方が 違うんだろう。
・
またフランスの国民性なのか、平気で客の秘密を売る職業意識の欠片もない
ホテルマンやパイロットなどが描かれていて興味深い。
デジタル・リマスターで観るドヌーヴは本当に美しい
古典的映画の良さが味わえる。
古典的と言っても1975年のフランス映画。騒乱に荒れたフランスがロマンティックにフイルムに焼き付けられた古き良き時代の一本で、ドヌーブの惜しげもないワインショットが見ている観客の目を射抜く。これだけで素晴らしさに全身に身に纏う事が出来るのだから、如何にカトリーヌ・ドヌーブと言う女優が傑出していたかが思い知らされる。観てよかった。
60年代のベネズエラの市街地の迫力!
ジャッキーチェンの映画並のドタバタ。やや過剰気味で少し白ける。なぜこの二人にロマンスが生まれるのかも謎。御伽噺というほどの内容でもない。大団円的な。
会社の設定だけリアルでそこも浮いてる。
しかしながら市街地だけでなく海や島、空港の絵は迫力ある。
大スターが共演するとロマンティックお伽話にも生命が
カトリーヌドヌーブが勝気なじゃじゃ馬女を、手荒く扱われ、かけずりまわり、おっぱいも見せて、大熱演していて偉いものだと思ってしまった。イブモンタンとあれだけ争ったライバル男が、あっさりとドヌーブと別れ別の若い娘と所帯持ち、旧友扱いなのが意外性もあって楽しい。
ラストにイブモンタンに全身で喜びを表現して駆け寄る大女優の姿が流石で、ロマンティックなお伽話に説得力を与えていた。
あのカトリーヌ・ドヌーヴが
やっぱりカトリーヌ・ドヌーヴは美しい!なおかつこの映画ではドヌーヴのおっぱいがポロリなのだ。これだけでも見るに値する映画だと思う。
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