エンジェル・スノー
劇場公開日:2002年6月1日
解説
子供を欲しいと願う若い夫婦が、さまざまな葛藤を乗り越えて絆を深める姿を描いた、実話を基にした感動のトゥルー・ストーリー。監督は本作で韓国のアカデミー賞と呼ばれる大鐘賞を受賞したハン・ジスン。撮影は「猟奇的な彼女」のキム・ソンボク。音楽は「カル」のチョ・ヨンウク。出演は「ほえる犬は噛まない」のイ・ソンジェ、「二重スパイ」のコ・ソヨン、ミュージシャンとして活躍するキム・チャンワン、「イ・ジェスの乱」のユン・ソジョンほか。
2001年製作/112分/韓国
原題または英題:Haru
配給:パンドラ
劇場公開日:2002年6月1日
ストーリー
おもちゃ会社に勤めるソギュン(イ・ソンジェ)とアパレル業界で働くジヌォン(コ・ソヨン)は、結婚6年目を迎えた。仕事も家庭も順調なふたりだが、ただひとつ子供がいまだにできない悩みを抱えていた。幼い頃に両親を亡くし叔母(ユン・ソジョン)に育てられたジヌォンは、ことさらに我が子を欲しがり、不妊治療にも精を出す。ソギュンは養子縁組を提案するが、ジヌォンは出産をあきらめきれない。その矢先、不妊治療が成功しジヌォンの妊娠が判明。新居に引越し、赤ん坊の名前を決め、喜びに満ち溢れるふたりに、お腹の赤ん坊は不治の病で生まれても一日しか生きられない、と担当医は告げる。母体の安全のためにも出産は諦めるべきというソギュンに対し、一日の命でも赤ん坊を産みたい、と訴えるジヌォン。話し合いは平行線で、ふたりの仲には亀裂が入り、傷つけ合う日々が続く。しかしジヌォンの叔母の助けで、ふたりはたった一日でも赤ん坊を精一杯愛することを決める。そしてクリスマス、ジヌォンは男の子を出産し、まもなくその子は死んでしまう。数年後、養子を迎えたソギュンとジヌォンは、3人で幸せなクリスマスを迎えるのだった。