ロードキラーのレビュー・感想・評価
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やっぱり…
ラスト犯人生きてるのね。展開は読めたけど。犯人は最後まで顔がわからないのが良い。結構巧妙な犯人がそもそも、ポールの女性の声真似に引っ掛かるのかはさて置き、兄貴が相当なクズっぷり。元はと言えば、兄貴のくだらない冗談で命まで狙われるようになり、保釈金払って出してくれた弟の恋を邪魔するどころか、ちょっかい出そうという下心が救いようがない。トラックが乗用車追い掛けるのに、あんなに小回り効くのか、大学まで行ってたら目立つだろうし、あちらこちらで監視するのも目立つだろうし、おかしな点は多々ありますが、B級映画としてベターな作品。
犯人は転職したほうが良い
総合:50点 ( ストーリー:30点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )
犯人は1人でこちらの身元も位置も情報を簡単に集め監視出来るし、女2人も簡単に誘拐できる。何が怖いというか変なのは、こんなに何でも出来る超人がいることで、しかもそれがただの長距離運転手にすぎないこと。無線を三角測定で傍受して位置を知り追跡し車に電波発信機と盗聴器でも仕掛けたのかと思ったが、どうやってそれが出来たのかについての種明かしも最後までなかった。大型牽引車で自動車と追いかけっこも出来るし、宿泊施設への遠隔操縦まで出来たようだ。
とりあえず彼はその能力を活かしてCIAの秘密工作員にでも転職したほうが良い。彼の次の出演作は『ミッションインポッシブル』だな。その意味で物語は粗くご都合主義で真実性が低くのめり込めなかった。無線が飛び交っていても警察は動かない。
実は犯人以上に馬鹿で幼稚なことばかりする兄にいらついた。犯人も実は殺しが堂に入っているというか、この前にも何人かすでにばらしていそう。一番親切だった氷輸送の善良な運転手が何一ついいことなく一番悲惨で、最後は犯人扱いまでされる。たちの悪い兄に影響され流されやすいし善良とはいえ小物感があるが、ポールウォーカーはやはり目立つ。
犯人の顔は結局出てこなかった。そのこともありスピルバーグの『激突』に似ている。ただし本作では無線越しに声は聞こえる。
同年にはポール・ウォーカー出演の『ワイルドスピード』が公開されて一気に人気が出る。その意味で彼の最後の低予算映画の出演なのかもしれないと思ったら、本作の予算は2,300万ドルで、いうほどの低予算でもなかった。
兄貴がクズ
殺人鬼は勿論クズだけど兄貴もなかなかのクズ。
弟も兄貴に感化されてちょっとクズになっていくのが悲しい。悪ふざけの度を超しているのでこいつら兄弟は痛い目を見るべき。巻き込まれる女の子達が可哀想すぎる。
一番気の毒なのは氷のトラック運転手でしょう。
でも見ていて飽きないハラハラさせる映画でした。
おふざけの代償
気になる幼馴染みといい感じになれるはずだったのに、イタズラ好きのバカ兄貴を拾うことになったが為に、とんでもない旅程に。
Rustyは女性から誘われてよほど嬉しかったのか、殺戮の獲物を逃して悔しかったのか(^ ^;)。
前半はなかなか良かったです。先は読めるけど、いかにもありえそうな悪戯です。
ただVennaが加わった後半は、やや展開に無理があるような。大型トラックでキャンパスまで尾行していたら目立つでしょうし、誘拐やら数々の工作やら、恐怖感を煽るためとは言え、単独犯にしてはRustyがあまりに全能過ぎます。
あとは学生の割にお金使い過ぎ?(^ ^)
Leelee Sobieskiは美しいのですが演技がもうひとつ。Paul Walkerはこの頃既に運転が上手いよう。
総じてなかなか飽きない内容でした。
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