「息子は、父親と同じように盲目のお婆さんに白紙の手紙を読んで聞かせるに違いない!」山の郵便配達 KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
息子は、父親と同じように盲目のお婆さんに白紙の手紙を読んで聞かせるに違いない!
正直なところ、親子の郵便配達の旅という、
ドラマ性の薄そうな地味な設定に
余り大きな期待は無く鑑賞し始めたが、
直ぐにこの作品の中に引き込まれ、
静かでしっとりとした
とても良い映画を観させて頂いたという
満足感に包まれた。
冒頭、父親は息子の未熟さを心配しつつ、
また、息子は父親の体力を心配しつつ、
郵便配達の旅がスタートした。
これは、
仕事の継承を通じての
親子の相互理解の話でもあるし、
父親と山村の住民との関係からは、
直接触れ合うコミュニティの大切さ、
また、乗り物を使わない、
ひたすら歩いての配達は、
急ぐことよりも大事なことがあることを
示唆しているようにも感じた。
一方、ラジオで歌を聴く息子の姿には、
いずれ、ウォークマン、
そして、スマホが取って代わるという
社会が“個人化”する世界を予感させて
不安を感じる描写だったが、
監督の狙いはどうだったのだろうか。
この旅で息子は、父親の郵便配達を通じた
山村で暮らす人々との数々の絆を知り、
二人は、親子としての絆も深めて
帰って来た。
息子は、父親と同じように、
真相を分かっているかのような
盲目のお婆さんに、
それでも、
白紙の手紙を読んで聞かせるに違いない。
ご丁寧にありがとうございます😊
こちらこそいつも学ばせ教えていただいて感謝しております。
これからも素敵な作品について
お考えをお聞かせくださいますよう、お願いいたします🤲
ご返信ありがとうございます😊
人間かくあるべき生き方❣️
そう思えるおばあさんに父親も学ぶというか関わりたい、と思われたのでしょうか。
ただ真っ白な紙を持っているのも見透かされつつ。
人と人との関わりって素晴らしいものですね。素晴らしいものにしていかねばならないのですね。
貴重なお考えをお聞かせいただきましてありがとうございました♪
また今度ともよろしくお願いいたします🤲
ご返信ありがとうございます😊
素晴らしい作品ということですね。
そうですね、次男坊もいましたね♪
これからの息子の大事なパートナー❗️
おばあさん、名演技だからですが、
一人ぼっちで寂しくないのかな、暮らし大丈夫かな、とか思ってしまいました。
豊かでは無いけれど良き時代、
心があったかくなる話でした。
こんにちは♪共感ありがとうございます😊
本作いいですねー。
様々なご意見がありますが、
中国という国にもいろいろあるかと思いますが、気にせず素直に感動したい作品です。
レビューに書いていただいていますように、"急ぐことより大事なこと"があるのですよね。それぞれの村の人々との触れ合い、効率ばかり考えていてはできないことばかりです。
あのおばあさん、わかってられていたのですね。
本作のお父さんもお母さんも息子も大好きです。