ボクと空と麦畑のレビュー・感想・評価
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リン・ラムジー監督のささくれ立つことを厭わない作家性
取り返しのつかないことをしてしまった幼い少年が罪悪感に苛まれていく姿を、とても静かに、そして美しく描くことで子供の無力感が際立つ。リン・ラムジー監督のデビュー作だが、確固たる作家性と、それを実体化させる緻密さが早くも備わっていたことがわかる。ぜんぜん可愛くないガキが主人公で、ほとんど同情の余地もないにも関わらず、いや、だからこそ可哀想でしょうがなく、あらすじを人に説明しようとして泣いてしまったことがある。
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暗さがいい
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工場近くのアパート。廃液も混じっていそうな汚い川。さすがに部屋の中は明るいイメージだが、アパートの周りはゴミだらけでネズミが徘徊、病気も蔓延しそうな環境だ。そこで少年ライアンの死体が横たわる・・・
友人の死をきっかけにジェームズの周りの女性もなぜか彼に近寄ってくる。そろそろ性に興味を持つお年頃。だけど何もできない。ある日、バスに乗ってアテもなく下車し、果てしなく広がる麦畑で戯れるジェームズ。近所の暗さと対照的な田園風景へ引越しすることを夢見るようになる。
軍が出動して、ゴミの撤去作業。期待とともに虚しく感じるジェームズの複雑な心。ラストには川に沈む彼と、田園地帯に引っ越す彼の家族の姿。どちらが本当の姿なのであろうか?
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