劇場公開日 2024年4月5日

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「低予算なのにさすが。」フォロウィング Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0低予算なのにさすが。

2014年12月8日
iPhoneアプリから投稿

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歯車を回す大工場のような都市は、人を本質的に無個性にし、温順に生きることを強いる。
そんな社会の中で、主人公は自分は社会的成功者ではないけれど「まっとうな人間」だと思っている。
そして、自分の「平凡さ」「実直さ」「好奇心」を言い訳にして、日常の延長にある犯行を重ねる。

理想像のような男コッブは、インテリな傲慢さで主人公を支配し、容赦なく破滅へと導く。

社会に自我を巻き取られることと、強い者にたやすく利用される弱さは、根っこが同じかもしれない。

ドストエフスキーの「分身」を連想した。

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Raspberry