「バットマンへの壮大な伏線…!」フォロウィング hanakoさんの映画レビュー(感想・評価)
バットマンへの壮大な伏線…!
散りばめたパズルを一つ一つ拾い上げ、パチリ、パチリとはめていくような感覚。
モノクロの画面が情報を伝えすぎないからか、よりストーリーに入り込める気がする。
日常生活で時たま出会う理解し難い出来事って、その時はその違和感すら魅力に感じてしまうし、なんなら生活の中に紛れ込み、ナチュラルに寄り添ってくる。そんなモノを形にするとコッブになるんだろうな。
そしてまたコッブは、次のターゲットを目指して生活の中に溶け込んでいくのだ。
荒削りながらもメメントやTENETの始まりがここかと思うと、感慨深いものがある。
TENETか理解できなかった方は、まずはクリストファー・ノーランの理解のために、この作品からスタートすると良いと思う。
最初に見た時は気が付かなかったけど、今見るとアパートメントのドアに貼ってあったバットマンのエンブレム、ここにその種を蒔いていたんだなと、ニヤリとしてしまった。
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