失はれた地平線のレビュー・感想・評価

数々の素晴らしき名作のでアメリカン・ドリームを謳い上げた、わが敬愛するフランク・キャプラ監督による異色の名作ですね‼️東洋史の学者ロバートらを乗せた飛行機がヒマラヤ山中に墜落。辛くも生き延びた一行は、途中で出会った中国人チャンの案内で、理想郷シャングリラにたどり着く。そこに住む250歳のラマ高僧は、自らの後継者にロバートを指名する・・・‼️キャプラ監督のキャリアにおいて、ブラック・コメディの「毒薬と老嬢」と並ぶ異色の作風‼️西洋人の東洋文化に対する興味と畏怖をSF、ファンタジーという形で描いた作品‼️飛行機墜落や雪崩のシーンなどのスペクタクル描写‼️シャングリラでは病気にもならず、老いもしない‼️主人公たちとともにシャングリラを脱出した、シャングリラで育った女性が脱出した途端、老婆になってしまったりといった、ホラーな描写も印象的‼️アメリカン・ドリームを求めたキャプラ監督が、ここでは探そうとしても探せない理想の虚しさを描くと同時に、ラストの主人公のように諦めずに何度も挑戦する事で必ず理想は手に入る、チャレンジ精神を描いているように思えますね‼️