劇場公開日 2001年10月20日

「ストーリーの単純さと、二人の熱演が釣り合わない」トレーニング デイ Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ストーリーの単純さと、二人の熱演が釣り合わない

2024年6月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

2001年公開、アメリカ映画。
監督アントワーン・フークア、脚本デヴィッド・エアー。

デンゼル・ワシントンがアカデミー賞主演男優賞を受賞した。

主要キャストは、
ロス市警麻薬取締リーダーのアロンゾ・ハリス刑事:デンゼル・ワシントン
麻薬取締班に異動したジェイク・ホイト巡査:イーサン・ホーク
麻薬売人の元締ロジャー:スコット・グレン
という感じだ。

デンゼル・ワシントンとイーサン・ホークの役者魂のぶつかり合い、火花が飛び散るようなやりとりが面白い。
二人とも、
「もう少し、肩の力抜いて」
と声を掛けたくなるくらいに全力投球だ。

アカデミー主演男優賞を受賞した作品にケチをつけたくはないが、
デンゼル・ワシントンなら、もっと硬軟織り交ぜた演技が出来ると思うのは私だけだろうか?
なんかおかしいぞ?
というか、
随所に演技過剰気味だった気がしてならない。

ロシアン・マフィアに命を狙われている焦りを表現しようとしたんだろうか。
いずれにしても、
ストーリーの単純さと、二人の熱演が釣り合わない感じが拭えなかった。

鑑賞4〜5回目でやっと気づいたんですが、
これって1日の出来事だったんですね。
1日の出来事にするメリットというか、意味もよくわからなかった。

ラスト、
ロシアン・マフィア登場!からの
ニュースの音声が流れて、という締めくくりでしたが、
あれらは要りましたかね?

主演の2人は大好きなのだが、
悪徳警官と見せかけて実は…
という展開で引っ張ろうとしたストーリー展開の強引さと単純さがキツいので☆2.5

Haihai