「見せつけた役選びの上手さ」トレーニング デイ keitaさんの映画レビュー(感想・評価)
見せつけた役選びの上手さ
デンゼル・ワシントンがハリウッドスターの座に登り詰めたのはその演技力だけで無く、役選びが圧倒的に上手いという点に於いて必然であったのかもしれない。
1人の俳優の名を言われて、彼ほど多くの代表作が思いつくのは珍しい。
また、演技力も非凡で徹底的に役になりきり、その作品の描きたいこと、その人物の描かれるべきことを理解し全身で体現するところに彼の魅力がある。
作品としては娯楽にも芸術にもどちらにも持って行くことが出来る鋭い主題だったが、両方に中途半端で結果的にデンゼルのステップアップの作品になっただけだ。
イーサン・ホークも彼の影に埋もれてしまっていた。
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